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社員のスキルアップを図る社内研修 その目的と種類をチェック

社員経験に応じて、さまざまな研修を実施

社内研修を行う目的としては「社員のスキルアップ」がありますが、そのほかに重要な目的として「企業のビジョンを理解すること」もあげられます。

社内研修は、新人研修のほかにも、入社3年目研修やマネージメント研修など、社員経験に応じてさまざま研修が行われます。

社内研修の目的は?

社内研修を行う目的は、大きく分けると「企業のビジョンを理解すること」と「社員のスキルアップ」となります。

企業のビジョンの根本となるのは「企業理念」となりますが、業務を行うにあたって企業理念を理解しておくべき理由としては、社員全員が同じ方向を向いて業務に取り組むことがあげられます。

企業の売上や利益を高めるためには、業務を効率的に行う必要がありますが、業務効率化を実現する方法の一つとして、社員の考え方が一致している状態で業務を進めることがあります。

企業理念の内容には、企業が存在する意義や、企業経営に取り組む目的は何か、ということが含まれています。

この内容を社員が理解することによって、日々の業務に明確な目的を見いだすことができ、なおかつ、同じ方向を向いて業務に取り組むことができるため、結果として企業の売上アップが見込めるのです。

また、社内研修によって、社員のスキル向上も期待できます。

社員が業務に臨む前に研修を受けることで、業務の内容について詳しく学べること、そして、業務を行うに当たっての注意点について理解できるため、現場で初めて業務を行う場合にスムーズに作業を行えるようになります。

社員が入社し、年数を経過しながら数々の経験を積んでいくと、さらに上の立場で業務を任されることがありますが、社内研修は、社員の経歴に応じてさまざまな種類があります。

次の項目では、主な社員研修の種類についてみていくことにします。

社内研修の種類は?

社内研修の主な種類としては、新入社員向けの「新人研修」、若手の社員を対象とした「入社3年目研修」、管理職向けの「マネージメント研修」などがあります。

新人研修では業務に関する研修も行われますが、それ以上に重視されるのが「ビジネスマナー」の研修です。

ビジネスマナー研修においては、社会人として適切な言葉遣いを学んだり、名刺交換やお辞儀の仕方を身につけたりするほか、業務における「報告・連絡・相談(報連相)」の重要性について学んだりします。

入社3年目研修で行われる内容としては、トラブルが発生した場合にどのように対応するか、ということを主眼に置いた「問題解決研修」や、今後、リーダーになることを見据えた「リーダーシップ研修」などが行われます。

問題解決研修では、「優先度の高さ」や「客観的な視点」をベースとして、できるだけ物事をシンプルに見ながら、問題を解決する方法を学びます。

また、リーダーシップ研修では、リーダーとしての心得や、「計画立案」や「目標達成」など、リーダーに求められるさまざまな能力を学び、実際にリーダーになったときに活かせるようにします。

マネージメント研修は管理職向けに行われる研修ですが、マネージャーに求められる能力として特に重要なのは、「部下を適切に管理すること」です。

部署内がとどこおりなく運営されていくためには、部下に信頼されるマネージャーである必要がありますが、それを実現するための方法について学びます。

社内研修の心得は?

社内研修を有意義なものにするためには、研修を受ける社員と研修で指導する講師が心を一つにして取り組む必要があります。

社員が社内研修を受けるための心得としては、研修を受ける前に、研修で使用する資料の内容をあらかじめ理解しておくことです。

言い換えれば、社内研修の事前準備を行うことといえますが、これを行うことによって、研修の理解度が高まります。

また、研修に参加する場合は、身だしなみや服装を整えておきます。社会人としては基本的な事柄ではありますが、研修に臨むタイミングで自分自身の身だしなみや服装をチェックしておくことは大切なことといえます。

講師が講義を行ううえで抑えておきたいことは、講義のテーマに沿った資料は分かりやすい内容とすること、そして、実際に講義を行う場合は、講義を受ける社員が興味を持ちやすい説明を行うこととなります。

講義によっては、レポートの提出を求める場合がありますが、レポートを作成するメリットは、講義の内容を復習できること、そして、講義の内容を社員自身がしっかりと身につけられることです。

社内研修を行うメリットは、社員の成長をうながすことができる点です。社員の成長度合いに応じた社内研修を実施し、社員の業務レベルを高めていきましょう。

(画像は写真ACより)

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