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社内通貨で社員のモチベーションアップ!

働き方改革や社会事情により、テレワークや時差出勤制度が進み、重要な会議や研修もオンラインで行うことが、もはや定着化しつつあります。

こうした動きは、移動に伴う時間やコストを減らすことができ、効率の良い業務が可能になります。

しかし、その一方で「社内コミュニケーションが取れない」「モチベーションが上がらない」といった問題点もあるようです。

そんな問題を解決するために、社内通貨を導入する企業が増えています。

今回は、社内通貨についてご紹介していきます。

社内通貨とは?

社内通貨とは「会社内で発行する独自の通貨」のことです。

給与とは別に設けられたインセンティブ制度として、導入する企業が増えています。

通貨といっても、多くは企業独自のポイントやコインを設定するケースが主流です。

ポイントやコインの他にも、サンクスレターを社内通貨として設けるケースもあります。

社内通貨を貯めてサービスや商品と交換できるので、社員のモチベーションの維持・向上が図れます。

チャットや会社内のSNSに導入すれば、社内コミュニケーションの活性化につながります。

社内通貨のメリット

社内通貨のメリットは以下の4つです。

・社内コミュニケーションの活性化

・社員のモチベーションアップ

・生産性向上

・労働意識の変化

チャットや社内SNSに社内通貨を取り入れれば、積極的にコミュニケーションを取ろうという気持ちを促します。

社内コミュニケーションの活性化が図れるので、社内連絡ツールと社内通貨の相性はとても良いです。

社内コミュニケーションの場で感謝され、褒められることで、社員のモチベーションアップにつながります。

社員の意欲向上は、生産性を高めるとともに、目的や目標を明確にした、効率の良い働き方への意識を変化させることもできます。

社内通過のデメリット

導入にコストがかかる

導入には、時間やお金のコストがかかるというデメリットがあります。

社内でシステムを作るのであれば、金銭的コストは抑えられます。

しかし、システムの構築や発行ルールを設定するなど、時間のコストがかかることを事前に想定しておきましょう。

外部のインセンティブ制度を行ってくれるサービスを利用すれば、時間や社内通貨導入に関する労働はカットできますが、金銭的コストがかかります。

定着化しない

導入にあたって、従業員へ万遍なく周知することが必要です。

一部の従業員や部署だけで盛り上がってしまうのではなく、全ての従業員にメリットがあることを明確にし、万遍なく利用してもらうことが重要です。

また、導入当初こそ盛り上がったものの、段々衰退してしまっては、せっかくの導入コストが無駄になってしまいます。

長期的に社内通貨を利用してもらうために、社長や役員、役職がついている人から従業員へ、積極的に社内通貨を利用しましょう。

社内通過の導入方法

社内通貨を導入するには、2つの導入方法があります。

社内でシステムを作る

インセンティブ制度を行ってくれるサービスを利用する

時間的コストか金銭的コストのどちらかがかかってきます。

企業の予算や人員確保などを踏まえた選択をしましょう。

初めは外部のサービスを利用し、運用になれてきたら社内でシステム化することもおすすめです。

通貨ルールの事例

既に社内通貨を導入している企業では、どんな通貨ルールを設けているのでしょうか。

いくつか事例を挙げてみましょう。

社内通貨獲得の例

・従業員同士で知識や情報共有を行い、業務の円滑化をはかった人

・残業を減らし、労働時間短縮の取り組み向上に貢献した人

・オフィスの整理整頓や挨拶の推進などをした人

通貨交換事例

・商品やサービスと交換

・Amazonポイントと交換

・特別休暇と交換

社内通貨は獲得だけではなく、中には遅刻や提出の締め切りを守らなかった場合に、通貨を没収するというルールを設定する企業もあります。

業務以外の場面でも、従業員を1人の人間として正当に評価できることも社内通貨の良い点です。

社内独自のルール設定ができるので、企業理念に沿った社内通貨の運用を行いましょう。

まとめ

今回は社内通貨についてご紹介しました。

テレワークやリモートワークが多くなった昨今は、会社への帰属意識が薄まってしまうという懸念があります。

また1人で黙々と作業していると、モチベーションも下がりがちです。

社内通貨を導入して、コミュニケーションを積極的に取ることで、「自分は企業の一員である」「自分の頑張りや行動を褒めてもらえる」という、人と人のつながりを見直してみてはいかがでしょうか?

(画像はPIxabay、Unsplash、lifeofpixより)

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