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人手不足で会社がうまく回らない!人手不足を解消する5つの方法とは?

経営や人事にまつわる調査を行っているパーソナル総合研究所が行った「労働市場の未来推計2030」によると、2030年に日本は644万人の人手不足に直面することが明らかになっています。

人手不足を改善出来ない企業は、経営規模の縮小や倒産に追い込まれる恐れがあります。人出不足を解消するために、企業は何をすれば良いのでしょうか?今回は人手不足を解消する5つの方法について解説します。

女性が働きやすい職場環境を整える

人手不足を解消するためには、子育てをする女性が働きやすい職場環境を作る必要があります。日本の人口や社会保障制度を研究している「国立社会保障人口問題研究所」が、2017年に発表した「第15回出生動向基本調査」によると、出産した女性の33.9%は離職していることが明らかになっています。

日本では、保育所が不足している上に、育児支援制度が整っている企業が少ないからです。パーソナル総合研究所が行った「労働市場の未来推計2030」によると、このような理由でやむを得ず離職している女性は、102万人に上ることが分かっています。人手不足を解消するためにも、企業は子育てする女性が働きやすい職場作りを行わなくてはなりません。

社員の離職を防ぐ

平成28年に厚生労働省が公表した新規学卒就職者の離職状況によると、新卒社員の3割以上が仕事のミスマッチや、人間関係の悪化、低賃金を理由に3年以内に離職していることが明らかになっています。

企業は離職率を下げるために、賃金の見直しや人間関係の改善、適材適所に人材を配置するなど社員が働きやすい環境作りを行う必要があります。

シニア世代の採用を強化する

人手不足を解消するために、まだ働けるシニア世代の採用を増やすのも方法の1つです。シニア世代の中には、定年退職後も働き続けたいと考えている人が多いからです。

内閣府が平成27年度に行った、「第8回高齢者の生活と意識に関する国際比較調査調査」によると、シニア世代の44.9%が今後も働き続けたいと考えていることが明らかになっています。

しかし、健康状態の悪化や、自分に合った仕事が見つからないなどの理由で、就業を断念している高齢者も少なくありません。シニア世代の採用を増やすためには、時短労働や定期的な健康診断を取り入れ、高齢者が働きやすい環境を整えましょう。

定型作業は外注する

人手不足により業務過多が続いている場合は、データ入力や帳簿の作成などの定型作業を外注するのがおすすめです。

定型作業の外注は、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用すれば、手軽に行えます。クラウドソーシングを利用すると、人材を雇用するよりも人件費が安価で済むというメリットがあります。

ITツールを取り入れて業務を効率化する

ITツールを取り入れれば業務の効率化が図れます。残業管理や給与計算、年末調整などを手作業で行うと、膨大な時間が必要です。しかし、労務管理ソフトをインストールすれば、ソフトが面倒な作業を全て自動で行ってくれます。代表的な労務管理ソフトとして、SmartHRやオフィスステーション、ジョブカンがあげられます。

また社内マニュアルや共有事項を子化し、社内ホームページや社内SNSで共有するようにすれば、印刷や配布の手間を省けます。人手不足による業務過多を解決するためにも、できる限り業務のIT化を図りましょう。

まとめ

日本で深刻化する人手不足。人手不足が続くと、最悪の場合、企業は規模の縮小や倒産などに追い込まれる可能性があります。今回は、そんな人手不足を解消するには、以下の5つの対策が有効です。

・女性の働きやすい職場作り
・社員の離職を防ぐ
・シニア世代を雇用する
・定型作業を外注し、社員の業務負担を減らす
・ITツールを取り入れ、業務を効率化する

人手不足に悩んでいる企業の人は、ぜひ実行してみて下さい。

(画像はぱくたそより)

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