ナレッジ

KNOWLEDGE

  1. HOME
  2. Knowledge
  3. 確定申告
  4. 寄付金控除 まだ間に合います。

寄付金控除 まだ間に合います。

<ふるさと納税>

2008年に制度開始したふるさと納税ですが、令和元年度は2千3百30万件の寄付があり、
金額は4億8千7百万にもなりました。(総務省 令和元年度受入額の実績等)https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/archive/

ふるさと納税をした場合、寄付金控除を受けられます。
寄付した金額に応じて、所得税・住民税が差し引かれるというものです。

控除を受けるためには確定申告が必要ですが、
ふるさと納税には特別制度(ふるさと納税ワンストップ特例)があり、
寄付した自治体に申請書を送付しておくことで確定申告をせずに寄付金控除を受けることができます。

<ふるさと納税ワンストップ特例を使える人>

1、給与所得者であること(年収2,000万を越えない)
2、年間の寄付先が5自治体(同じ自治体への寄付も含む)
3、寄付をした自治体へ申請書を提出している

3番目の申請書類の提出は寄付をした都度必要で、同じ自治体への寄付でも都度書類の提出が必要です。

また、提出期限は寄付をした翌年の1月10日までに必着なので、注意が必要です。
(※2021年は1月10日が日曜日、翌日が祝日のため、12日必着としている自治体もあります。寄付先の自治体の必着日をご確認ください)

ふるさと納税は便利なポータルサイトが様々ありますので、そうしたサービスを利用すると必要な書類のダウンロードなども簡単に行えます。

ただ、年末はサイトへのアクセスが集中し、決済しづらくなるなどのトラブルもあるようです。これからお考えの方はご注意ください。

<公益団体への寄付>

地方自治体以外にも公益を事業目的としている団体への寄付も控除の対象となります。
どういった団体が対象になるかは、要件を満たすと財務大臣が指定したものとされています。

例えば、公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団は創立から60年以上の団体です。
この団体は寄付金控除を受けられる団体に指定されています。

この新型コロナウイルスの影響により、団の運営は困難を極めています。
日本の芸術文化発展のためにこうした団体へ寄付を行うことも一つだと思います。

寄付をした場合は確定申告を行わないと控除されませんのでご注意ください。

日本フィルハーモニー交響楽団への寄付について
https://japanphil.or.jp/support#tax

渋谷事務所
堀江 恵美子

関連記事