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新たな形の福利厚生「カフェテリアプラン」社員・企業のメリットは?

社員と企業の双方がメリットを受けられる!

新たな形の福利厚生として注目を集めているのが「カフェテリアプラン」です。

社員は、提示された福利厚生のプランの中から好きなプランを選んで利用できるほか、会社側としては福利厚生費用を抑えられるメリットがあります。

社員と企業の双方がメリットを受けられる点が、カフェテリアプランの良さといえるでしょう。

カフェテリアプランとは?

カフェテリアプランとは、会社側が社員向けとして複数の福利厚生のプランを用意し、社員はライフスタイルに応じ、提示された福利厚生のプランの中から自由に選択できる仕組みのことです。

そのため、カフェテリアプランは「選択型福利厚生」と呼ばれることがあります。

なお、カフェテリアプランという名称は、好みに応じて食べたいものを自由に選べる食堂である「カフェテリア」を由来としています。

会社が行っている福利厚生として一般的なものをあげると、住宅補助や通勤手当の支給、結婚祝い金などの慶弔見舞金支給、社員旅行の実施や保養所の利用などがあげられます。

これまでは、会社が行っている福利厚生を社員がそのまま利用する形が一般的でしたが、私たちの生活は多様化していることもあり、各社員のニーズに応じた福利厚生が望まれるようになりました。

その要望に添って生まれた福利厚生の形が「カフェテリアプラン」なのです。

カフェテリアプランの仕組みは?

カフェテリアプランを利用するにあたっては、会社側からカフェテリアプランを利用するためのポイントが支給されます。

1ポイントで利用できる金額は企業によって異なっており、1ポイントが1円の場合もあるほか、100円の場合もあります。

カフェテリアプランで利用できる福利厚生の一例としては、通勤費の補助、保育園の補助、資格取得のための補助、住宅補助金、各種祝い金の支給などがあげられます。

社員は支給されたポイントを使い、自分が利用したい福利厚生のプランを任意で選ぶことができるのです。

カフェテリアプランで受けられるメリットは?

カフェテリアプランは、社員にとってメリットがあるだけでなく、会社側にとってもメリットがあるプランといえます。

社員にとってのメリットは福利厚生のプランを自由に選べることですが、それ以外のメリットとしてあげられることは、多くの社員が福利厚生を公平に受けられる点です。

従来型の福利厚生の場合、社員の間で福利厚生を公平に受けにくいというデメリットがありました。

例えば、会社が福利厚生として通勤費を支給している場合、長距離通勤をしている人にとってはその恩恵を受けやすくなる一方、通勤距離が短い人にとってはその恩恵を受けにくくなってしまいます。

その点、カフェテリアプランを利用すれば、各社員がそれぞれの好みに応じた福利厚生のプランを利用できるので、より公平に福利厚生の恩恵を受けられるだけでなく、利用した社員にとっても満足度が高まるメリットがあります。

また、会社側のメリットとしては、福利厚生の予算管理が行いやすくなることがあげられます。その理由としては、カフェテリアプランはポイント制であり、従業員に対して一定のポイントを付与するだけで済むためです。

そのため、会社側としては、以前と比較すると福利厚生費を抑えることも可能となり、経費削減も実現できるようになります。

価値観が多様化している現代においては、会社が提示した福利厚生のプランをそのまま利用する形ではなく、提示された福利厚生のプランの中から選ぶ形が適しているのではないでしょうか。

そのように考えると、カフェテリアプランは時代に合った形の福利厚生といえるでしょう。

(画像は写真ACより)

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