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Windows 7のサポート終了によるリスクと対応策

マイクロソフトが2020年1月14日(米国時間)をもってWindows 7のサポートを終了することをご存知でしょうか?
そこで今回は、Windows 7のサポートが終了することによるリスクと対応策をご紹介致します。

1.なぜ、サポートが終了してしまうか?
マイクロソフトには、「製品サポート ライフサイクル ポリシー」というものがあり、それに準拠して、「メインストリーム サポート」(製品発売後最低5年間)、および「延長サポート」(最低5年間) として、最低10年間のサポートを提供しています。

2.サポートが終了するとどうなるか?
マイクロソフトでは、製品の発売以降に発見されたプログラムの不具合やセキュリティ上の問題点を修正するため、必要に応じてセキュリティ更新プログラムを提供しています。ウイルスやスパイウェアなどの悪質なプログラムは、こうした問題点を利用して攻撃してくるため、パソコンを保護するためには提供されたセキュリティ更新プログラムを適用することが必要と言われています。
サポートが終了すると、このセキュリティ更新プログラムの提供が行われなくなるので、ウイルスやスパイウェアなどからの攻撃を受けやすくなることが予想されます。つまり、パソコンがウイルスやスパイウェアなどから保護されず、セキュリティ上危険な状態となり、その結果ウイルスなどに感染すると、自社のパソコンだけではなく、取引先のパソコンにも被害を与えてしまう恐れがあります。

~参考資料~
・OS にはサポート期限があります! – Microsoft atLife
https://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/article-windows10-portal-eos.aspx
・2020 年 1 月 14 日に、Windows 7 のサポートが終了 – Windows Help
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4057281

3.サポート終了までにやるべきことは?
Windows 7をお使いの方は、2020年1月までに最新のパソコンへの変更をご検討ください。サポート終了後もWindows 7を使用する場合はセキュリティ上どれだけのリスクがあるかをご理解の上でご使用ください。
また、サポート終了後もWindows 7を使用する方は、次のような利用方法に限定した方が良いと言われています。
(1) 使用用途を変更し限定して使用する。
(2) LAN、インターネットには接続しない。
(3) 外部記憶媒体(USBフラッシュメモリなど)を接続しない。

Windows 7を使い続けることのリスクと対応策をご理解いただけましたでしょうか?自社の使用しているパソコンを2020年1月15日以降どうするべきか、参考にして頂けたら幸いです。

川崎事務所 木村秀彰

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