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モンスター社員の対応方法について解説!

無断欠勤や遅刻を繰り返したり、協調性が無く平気で周りに迷惑をかけたりするモンスター社員の対応に悩んではいませんか。会社にモンスター社員が1人でもいると、社内でトラブルが頻発する恐れがあります。

このような社員は、どうすれば問題行動をとらなくなるのでしょうか。今回は、そんなモンスター社員の詳細や対処法についてご紹介します。

モンスター社員とは

モンスター社員とは、発言や行動が非常識で、会社の業務や人間関係に悪影響を与える社員のことです。名前の由来は、学校で問題を起こす保護者のことを指す「モンスターペアレント」の派生語であると言われています。モンスター社員のタイプとして以下の5つがあげられます。

・時間にルーズで遅刻や無断欠勤を繰り返す無責任タイプ

・自己評価が高く人の意見を聞かない自分大好きタイプ

・自己評価が低く被害者意識が強い被害妄想タイプ

・人に暴言や性的な嫌がらせを繰り返すハラスメントタイプ

・人の意見を頭ごなしに否定する全否定タイプ

モンスター社員が及ばす悪影響

モンスター社員は、会社に以下の3つの悪影響を与えます。

業務を全うせず周りに迷惑をかける

モンスター社員は、真面目に仕事をしない人が多いため、放置していると業務に支障をきたします。責任感が無く、自分のせいで周りに迷惑がかかっていることを想像できないからです。

クライアントに失礼な態度をとり会社の評判を下げる

社内で
の従業員に不快な思いをさせているモンスター社員は、営業や電話対応の際にクライアントに失礼なことをしてしまう可能性が高いです。平気で他人に不快な思いをさせる彼らは、自らの行動が非常識であると気がついていないからです。

ほかの社員がストレスを溜めてしまう

モンスター社員は非常識な行動をとるため、ほかの社員がストレスを溜めてしまいます。ストレスを溜めた社員は、体調を崩したり、退職してしまったりする可能性もあります。

そのため、モンスター社員を野放しにし続けると、会社は人手不足になってしまう恐れがあります。

モンスター社員は解雇できる?

会社に悪影響を与えるモンスター社員を解雇することはできるのでしょうか。結論から言うと、懲戒解雇処分は、社内での犯罪行為や長期の無断欠勤など重大な理由がある時のみ有効となるため、解雇は難しいです。

実際に、社内のパソコンを使い社外に自社の悪口を広めたモンスター社員を解雇した事例では、社員に不当解雇として訴えられ、解雇が無効となりました。

モンスター社員への対処法

モンスター社員の勤務態度を改善するには、こまめな注意と面談を行う必要があります。注意や面談を繰り返すことによって、モンスター社員に自分自身の行動や認知の歪みを自覚させることが大切です。自分の行動の一体何がいけないのか、どのように改善すれば良いのかを丁寧に指導しましょう。

またモンスター社員は心の傷や過去の出来事が原因で、問題行動をとっている可能性もあります。こまめな面談を行い、心のケアを行うことが有効です。地道なケアを続けて、社員の行動を少しずつ改善していきましょう。

まとめ

モンスター社員は、会社にいるとトラブルを起こしたり、他人に迷惑をかけたりしてしまいます。一度雇用契約を結ぶと解雇が難しいため、手を焼いている人も多いのではないでしょうか。

今回はモンスター社員の詳細や対処法をご紹介しました。モンスター社員は野放しにしていると、会社にさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、こまめな注意や面談、心のケアを行い、問題行動を改善していくことをおすすめします。

(画像はいらすとやより)

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