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会社ぐるみで取り組みたい!社員のメンタルヘルス対策

円滑な企業運営の条件は、社員の心身が健康であること

企業が円滑に運営される条件として、社員の健康や精神状態が良好であることがあげられますが、逆の見方をすれば、社員の心身が不調になってしまうと、企業の円滑な運営が妨げられることにもなりかねません。

社員のメンタルヘルスに関することは、現場に任せてしまいがちですが、円滑な企業運営を維持するためにも、経営者や人事労務担当者も社員のメンタルヘルスに気を配りましょう。

社員の不調を見分ける方法は?

社員が健康面や精神面で不調を抱えていても、業務に支障が生じさせないために社員自身が気丈に振る舞うこともあるため、一見すると健康面や精神面に問題がないようにも感じられることがあります。

しかしながら、社員の様子をよく観察してみると、不調であることを示すサインを発していることが多いのです。

例えば、業務で簡単なミスが増えていることや、遅刻が増えていることがあげられます。

業務中にミスしてしまった場合、上司としてはミスの再発を防ぐように注意するものです。また、遅刻に関しては、時間を守って行動する社会人としてはあってはならないことであり、厳しく注意されることでしょう。

ここでポイントとなるのは、なぜ業務上のミスや遅刻が増えているのか、という点にも着目することです。その原因の一つとして考えられるのは、心の中に不安定な気持ちを抱えていることです。

一例をあげるなら、大量の業務を抱えすぎて精神的に負担を感じていること、責任の重い業務に就いて常にプレッシャーを感じていること、家庭内でトラブルが発生しており、業務中も精神的につらいことなどがあります。

不調の早期発見は「コミュニケーション」がカギに

社員の健康や精神状態の不調をできるだけ早くキャッチする方法として、日頃からコミュニケーションを取りやすい環境を作っておくことがあげられます。

コミュニケーションを取ることのメリットは、相手との意思疎通が図られることですが、コミュニケーションを密にすることによって、悩みを抱えている人は、心の中にため込んでいたことを話し出す場合があります。

心身の不調を改善する際に重要なことは、自分の気持ちを伝えることです。自分自身の気持ちを理解する人が一人でもいるだけでも、気持ちは楽になります。

経営者、人事労務担当者としては、社内でコミュニケーションが取りやすい風通しの良い雰囲気作りに努めることも大切でしょう。

もし、社内でのコミュニケーションだけで社員の心身の不調が改善しない場合は、カウンセラーのカウンセリングを受けるようにすすめることも一つの方法です。専門家に相談することで、心身の不調は改善しやすくなります。

不調の発見に「ストレスチェック」を活用しよう!

そのほか、社員の精神的な不調を発見するための方法としては、厚生労働省が実施している「ストレスチェック制度」があります。

ストレスチェックの制度は、従業員50人以上の事業場において義務化されており、従業員が50人未満の場合は努力義務となっています。ストレス調査の問診票は、全部で57項目の質問から構成される「職業性ストレス簡易調査票」を使用します。

なお、ストレスチェックは医師、または保健師が行います。社員が高ストレスと評価され、社員が医師の面接を受けたいと事業者に申し出た場合は、事業者は面接を受けさせる必要があります。

社員と医師との面接において、就業するうえで問題があると判断された場合は、事業者はその意見を考慮し、一定期間の休職を取らせるなど、必要な措置を講じなければなりません。

参考:厚生労働省 ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等
https://www.mhlw.go.jp/

労働者のストレスの度合いは、日々の業務からは判断しにくい場合がありますが、「ストレスチェック」を活用すれば、ストレスの度合いが明確になりやすいため、ストレスの状況を把握しやすくなります。

社員の心身の不調を予防するためには、早期発見が重要です。メンタルヘルスに関することは現場に任せることだけではなく、会社ぐるみで取り組むことを心がけましょう。

(画像は写真ACより)

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