宿泊税について
宿泊税とは、ホテル又は旅館に宿泊する方に課税される法定外目的税で、2002年10月1日から東京都で実施されています。以降、大阪府、京都市、金沢市で実施。北海道倶知安町は2019年11月新設されました。
宿泊税を負担するのは宿泊者。宿泊税を納付する義務があるのは、課税対象施設です。
目的は主に、国際都市として発展していくこと、都市としての魅力を高めることなどで、観光の振興を図る施策に要する費用に充当されます。
宿泊者一人一泊につき、都市により税率は異なります。課税状況は以下のとおりです。
〔東京都〕
10,000円以上15,000円未満 100円
15,000円以上 200円
東京都は、オリンピック、パラリンピック競技大会の開催に伴い、2020年7月1日から9月30日までの3ケ月間、開催都市である都として最大限の対応を行う観点から宿泊税の課税停止を発表しました。
〔大阪府〕
7,000円以上15,000円未満 100円
15,000円以上20,000円未満 200円
20,000円以上 300円
〔京都市〕
20,000円未満 200円
20,000円以上50,000円未満 500円
50,000円以上 1,000円
なお、学校教育法第1条に規定する学校(大学を除く)の児童、生徒又は学生で、当該学校が主催する修学旅行その他学校行事に参加しているもの及びその引率者に対しては、宿泊税を課さないこととされています。
〔金沢市〕
20,000円未満 200円
20,000円以上 500円
宿泊税には消費税がかからないため、領収書に宿泊税がある場合は課税対象外とする必要があります。東京や大阪への出張がある場合は、注意して経理処理を行って下さい。
東京都 http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/shuk.html
大阪府 http://www.pref.osaka.lg.jp/toshimiryoku/syukuhakuzei/
京都市 https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/page/0000236942.html
金沢市 https://www4.city.kanazawa.lg.jp/13060/syukuhaku/syukuhakutop.html
北海道倶知安町 https://www.town.kutchan.hokkaido.jp/town_administration/AccommodationTax/
川崎事務所 會田