外部委託は時代の流れ!福利厚生をアウトソーシングするメリットは?
経費削減のほか、福利厚生の内容が充実するメリットも
企業においては、経費削減の対策として業務のアウトソーシングが進んでいますが、その流れは福利厚生においてもみられるようになりました。
福利厚生のアウトソーシング化で経費削減が実現するだけでなく、アウトソーシング会社がスケールメリットを活かして複数の福利厚生のプランを提示するため、利用する社員にとっても満足度の高い内容となっています。
アウトソーシングの利用で経費削減が実現
福利厚生をアウトソーシングするメリットは、社内において経費の削減につなげられることです。
現在は、少子高齢化による労働力人口の減少が進んでいますが、企業においては業務の効率化を推進するため、商品開発や製造、営業部門など、売上アップに直結する部署に人員を手厚く配置する傾向がみられます。
逆に、売上アップに直結しない部署については、規模の縮小、あるいはアウトソーシングを活用する傾向が見受けられます。
福利厚生を担当する部署は多くの場合、人事部や総務部となりますが、いずれも企業運営のサポートを担う部署です。
しかしながら、少人数での企業運営により、部署を運営するための人員が十分に確保されない状況であれば、福利厚生の業務に関してはアウトソーシングを検討することが考えられます。
福利厚生をアウトソーシングできれば、福利厚生に関する費用を削減できるため、結果的に社内の経費削減につなげられるのです。
福利厚生の内容が充実 選択の幅が広がる
また、福利厚生をアウトソーシングするメリットは、福利厚生の内容が充実し、選択の幅が広がることです。
中小企業など、福利厚生のための費用を捻出できない企業の場合、企業が提示できる福利厚生の種類は限られ、社員としては満足感が得られにくくなってしまいます。
その点、福利厚生をアウトソーシングすることができれば、アウトソーシング会社は幅広い種類の福利厚生のプランを提示できるので、利用する社員は満足度が高まります。
アウトソーシング会社が多数の福利厚生のプランを提示できる理由は、複数の企業から福利厚生のアウトソーシングを受けており、そのスケールメリットによって、低コストで多数の福利厚生のプランを提供できるためです。
特に、最近ではライフスタイルが多様化していることもあり、一人一人の社員が望む福利厚生の内容も多様なものとなっています。
それを踏まえれば、数多くの福利厚生プランの中から利用したいものを選ぶことができれば、社員にとっても満足度が高まるといえるでしょう。
自社に合った福利厚生の提案を受けられる
そのほか、福利厚生のアウトソーシングを利用するメリットは、アウトソーシング会社から自社にあった福利厚生の提案を受けられることです。
アウトソーシング会社は多くの企業から依頼を受けていますが、その強みを活かし、相手先の企業を分析すれば、どのような福利厚生が特に利用されるか、ということを予測することが可能となります。
それによって、満足度の高いサービスを提供することができるのです。
例えば、子育てをしている社員が多い企業であれば、保育園の費用の補助を充実させたり、あるいはベビーシッターの費用補助を充実させたりする、という提案が考えられます。
子育てをしていると何かと費用がかかりがちですが、会社の福利厚生で子育てに関する費用補助が充実していれば、社員としては満足度が高まることでしょう。
現在では、多くの面において業務のアウトソーシング化が進んでいます。自社における福利厚生の負担を軽減するためにも、そして、福利厚生の質を高めるためにも、アウトソーシングを検討してみましょう。
(画像は写真ACより)