不安な気持ちを解消したい!自分を立て直す具体的な2つの方法とは?
アンガーマネジメントとマインドフルネスで心を快適に
日々の業務においては、無理難題の状況に直面したり、理不尽さを感じたりと何かとストレスを感じてしまいがちです。
そのような環境で業務を続けていると、思わず怒りがこみ上げてきたり、気持ちが沈んでしまったりと、感情が大きく揺さぶられてしまうことがあります。
業務中の感情の起伏をできる限り抑える方法としては、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」や、めい想をしながら気持ちを今に向ける「マインドフルネス」があります。これらの方法を理解して平常心を保ちましょう。
アンガーマネジメントとは?
アンガーマネジメントとは、怒りの感情を適切にコントロールする方法のことです。
怒りの感情をコントロールするためには、怒りがわき起こる原因を理解しておく必要がありますが、その原因は、ネガティブな感情に支配されている状態に尽きます。
ネガティブな感情としては、不安に包まれること、恐怖に襲われること、つらすぎて苦しいこと、悲しい気持ちになってしまうことがあげられます。
ただし、これらの感情がわき起こった直後に怒りの感情が生じることはほとんどありません。怒りの感情が生じるのは、ネガティブな気持ちが心の中でいっぱいになり、その感情を心の中で抑えきれなくなったときです。
怒りを抑えるための方法としては、自分の感情に対して客観的な視点を持つことが有効となります。それを踏まえてアンガーマネジメントの方法についてみていくことにしましょう。
怒りは6秒間我慢する
アンガーマネジメントの方法として「怒りを我慢すること」がありますが、我慢する時間は6秒間です。その理由は、怒りの衝動は長続きせず、長くても6秒程度といわれているためです。
また、怒りを我慢するためには、自分が怒っていることを自覚すること、つまり、自分自身を客観的な視点から眺めることを心がけてみましょう。
怒りの感情がわき起こっている瞬間は、自分が怒っていることすら気づかず、感情にまかせて怒ってしまうことがあります。
しかし、怒りの感情がわき起こってきた瞬間に「今、自分は怒っている」ということに気がつけるだけでも怒りをコントロールしている状態となります。その状態に気がついたら、あとは心の中で6秒間を数えます。
自分自身を客観的に眺める習慣をつけておけば、それが自然とアンガーマネジメントへとつながっていくのです。
マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは、意識を今に向けることを指します。
私たちの意識は一見すると今に向いているように感じられますが、実際には意識が過去を向いていたり、逆に未来に向かっていたりすることが多く、意識が今に向いていることは逆に少ないことに気がつくでしょう。
意識を今に向けた方が良い理由は、心の中にある不安を断ち切るためです。意識が過去に向いてしまうと、過去に起きたつらい出来事を思い出してくよくよしてしまうことがあります。
逆に、意識が未来に向いている場合は、未来に起こり得る不安を感じてしまうことがあるでしょう。その点、意識が今に向いていれば、心の中に不安が入り込む余地がなくなります。
マインドフルネスの方法は、めい想しながら呼吸を意識
意識を今に向ける方法としては「めい想」があります。めい想しながら意識を今に向けるためには、呼吸に対して意識を向けることがポイントです。
呼吸に対して意識を向けるには、息を吸ったり吐いたりしている状況を十分に感じ取ります。
めい想中は、頭の中に言葉が浮かばず呼吸している状態だけを感じ取ることが理想ですが、ほかのことが頭の中に浮かんでしまいそうな場合は「今は息を吸っている、今は息を吐いている」というように言葉で表現しても差しつかえありません。
しばらくの間、呼吸だけに意識を向けていたとしても、夕食のことが気になったり、明日の予定が気になったりすることがありますが、呼吸だけに意識が向いていないことに気がついたら、「戻ります」という言葉を思い浮かべて、意識を呼吸だけに集中するようにします。
意識を今に向けるためのめい想は、1日10分ほどを目安に行いましょう。
まとめ
自分の気持ちをコントロールするための方法として、アンガーマネジメントとマインドフルネスを紹介しました。
自分の気持ちをコントロールできるようになることで得られるメリットは、良好な人間関係を築きやすくなること、そして、トラブルに直面した場合にも動じにくくなることです。
自分をうまく操縦できるようになると人生は好転しやすくなります。理想的な生き方を実現するためにも、日頃から自分の気持ちと向き合うことを心がけましょう。
(画像は写真ACより)