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クラウドファンディングが時代にあっているわけ

コロナ禍でインターネットでの買い物が増えた

 2020年から流行した新型コロナウイルスによって、消費者の行動も変化しました。
令和3年7月21日に公表された消費者庁の調査1によると、1年前に比べて買い物でのインターネット利用が増えたと回答したのは44%でした。特に、衣類や履物の項目で増えたと回答した人が多く、緊急事態宣言などで自宅にいながら買い物を楽しむ人が増えたと考えられます。

ネットでの買い物で消費者が重視することとは

 では、ネットで買い物をする際に、消費者は何を重視して購入を決めているのでしょうか。
 同調査で、インターネットで買い物をする際に重視することとして、「価格」と「現物の確認」が8割以上の回答になりました。注目すべきなのは、「インターネット上の商品の説明情報」と回答した人が40.8%だったという点です。これは、「新聞・雑誌などの情報」よりも高い割合で、消費者がメーカーや販売者が出す製品情報をしっかり見ているということがわかります。
 

活況なクラウドファンディングの市場

 このようにネットを利用して買い物を楽しむ人が増えた中で、クラウドファンディングの注目度も高まっています。
 三菱UFJリサーチ&コンサルティング2が行った調査では、2018年から2019年のクラウドファンディングの市場規模は約146%伸びています。コロナ禍で2020年、2021年の伸びはやや落ち着くかと思われますが、それでも利用する企業や団体が増えていると思われます。

なぜクラウドファンディングが注目されるのか

 なぜクラウドファンディングの利用が増えているのかというと、購入型のプロジェクトや購入型向けのプラットフォームが増えていることがあると考えられます。以前は震災への寄付や被災地への支援活動といった社会貢献系の活動が中心で、プロジェクトも多くありました。しかし、ここ数年で、アイデアはあるけど、製造する資金がないという企業が、支援のリターンとして製品を提供するという、所謂購入型プロジェクトが増え、まだ世に出ていない金のたまごを探すユーザーが増えています。新製品のプロジェクトでは、これまでになかったアイデアの製品が多く、そういった点も支援者に受けているのではないかと考えます。

クラウドファンディングならではの強み

 クラウドファンディングでは、プロジェクトの紹介ページの充実が重要です。紹介ページはいわば出資者へのプレゼンの場であるためです。上記の調査でも、若い世代ほどこの紹介ページを良く読むということが分かっています。
 また、クラウドファンディングでは、支援者に継続的にレポートを送信する機会があるなど、支援して終わりではなく、その後もつながり続けることができます。こうしたつながりは製品や企業にファンをつけることができるため、ブランディングに大いに貢献します。売れて(買って)おしまいというECとは異なる、被支援者と支援者というつながりがクラウドファンディングならではのものでしょう。
 
 消費者は、単にモノを買って消費するだけという時代から、そのモノに込められたストーリーやこだわりを含めて購入したいという心理へと変化しているのかもしれません。そうだとすると、クラウドファンディングはとても相性がいいプラットフォームだといえるでしょう。

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1:消費者庁 消費者意識基本調査 令和2年11月調査 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/research_report/survey_002/

2:三菱UFJリサーチ&コンサルティング クラウドファンディング(購入型)の動向整理 2020年9月30日 https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/assets/caution_internet_201013_0001.pdf

渋谷事務所
堀江 恵美子

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