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社員が快適に働けるオフィス環境とは?

オフィス環境に不満を持ってはいませんか。不潔であったり、適切でない位置にデスクや家具が置かれていたりするオフィスで長時間勤務していると、仕事のモチベーションが下がり、ストレスが溜まってしまいます。

快適に仕事をできるオフィス環境は、どのようにして整えたら良いのでしょうか。今回は社員が快適に過ごせるオフィス環境についてご紹介します。

オフィス環境に不満を持っている人が多い

オフィス用品を販売しているアスクル株式会社が2019年3月に実施した「こんなオフィスは嫌だ!アンケート」によると、回答者の64.6%はオフィス環境に対して不満を持っていることが明らかになりました。

また同アンケートでは82%の人が、オフィスが良くなると、仕事のモチベーションが上がると回答しています。この結果から、オフィス環境の改善は、社内の生産性向上につながるといえます。

社員が快適に過ごせるオフィス環境

パーソナルスペースが保たれている
パーソナルスペースとは、他人にこれ以上近づいて欲しくないと感じる距離のことを指します。野生動物の「縄張り」と同じようなものといえば分かりやすいかもしれません。人は他人が自分のパーソナルスペースに入ると、ストレスを感じてしまいます。そのため、オフィスでもパーソナルスペースが保たれるように、仕事用デスクを配置する必要があります。

パーソナルスペースは人によって異なりますが、仕事の際に必要な距離は1.2~3.5メートルの範囲であるといわれています。デスクを1.2~3.5メートル離すのがベストですが、距離を取るのが難しい場合は、デスクを背面式にしたり、パーティションで区切ったりするなどの工夫を行いましょう。

人が通りやすい動線が整備されている
動線は、人が移動する道や経路を意味します。快適なオフィス環境を作るには、人が通りやすい動線を整備することが大切です。狭くて人が通りにくい動線や、行き止まりが多い動線は、社員の無駄な動きを増やしてしまうからです。デスクや棚の配置図を見直し、行き止まりがある場合は、それらの配置を変更して、効率の良い動線を確保しましょう。

動線には、多くの人が通る「メイン動線」とあまり人が通らない「サブ動線」の2種類があります。メイン動線は、たくさんの人が通るため、渋滞が起きないように最低でも1.6メートル程度の横幅が必要です。サブ動線は人一人余裕で通れる程度の幅で済むため、90㎝~1.2メートル位の道幅があれば十分です。

快適な室温が保たれている
室内が暑すぎたり寒すぎたりすると、集中力の低下や体調不良につながります。夏場は25度から28度、冬場が18度から22度に調整し、快適に過ごせる室温を保ちましょう。乾燥や湿気がひどい時は、加湿器や除湿機を使用し、夏場は55~65%、冬場は45~60%の湿度に保つことも大切です。

トイレが清潔
トイレやバスルームをバスルームの製造販売を行っている「TOTO株式会社」が2019年に発表した、「オフィス トイレの水まわりに関する調査」によると、トイレや化粧室が仕事のモチベーションに影響を及ぼすと答えた人は、全体の66%に及ぶことが明らかになりました。

トイレは排泄や化粧直しのほか、気分転換目的で入る人も多いです。そのため、オフィスのトイレはこまめに清掃し、常に綺麗な状態にしておくことが大切です。

まとめ

今回は、社員が快適に働けるオフィス環境についてご紹介しました。快適なオフィス環境を整えるには、パーソナルスペースが十分取れる位置に机を配置し、人が移動しやすい動線を作るのが有効です。

そのほかにもオフィスの室温を快適な温度に設定し、トイレをこまめに掃除することも大切です。快適なオフィス環境は、社員のモチベーションを向上させるため、小さな部分から少しずつ改善していくのが重要です。

(画像はぱくたそより)

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