優秀な学生を採用したい!新卒学生の採用フローについて解説!
企業の募集人数よりも、学生数の方が少ない売り手市場の現在。企業は、優秀な学生をいかに採用できるかが、課題となっています。今回は、優秀な人材を集めるために重要な、新卒学生の募集方法について解説します。
新卒学生の基本的な募集方法
新卒学生の募集は、基本的に以下の5つの方法で行います。
・合同説明会
・就活サイト
・大学のキャリアセンター
・インターンシップ
・自社ホームページ
合同説明会とは、多種多様な業種の企業が、合同で行う企業説明会のことを指します。多くの学生が参加するため、優秀な学生や自社の社風にぴったりの人材を発掘できる可能性が高いでしょう。ただ、合同説明会は、最低でも30万円以上の場所代がかかるほか、多数の企業が参加するため、学生の印象に残りにくいというデメリットがあります。
就活サイトは、キャリタス就活やマイナビ、リクナビなどの就職活動に特化したサイトに求人情報を掲載することを指します。就活生のほとんどが就活サイトに登録するため、多くの学生の目に触れられます。また、学生の適正や興味に合わせて企業を表示するため、自社の募集要項に合った学生を集められるでしょう。
ただ、就職サイトには3万社以上の企業が求人情報を掲載しているため、差別化できる点がないと、学生を目に留まりにくいでしょう。
また、大学のキャリアセンターに求人を送るのも1つの方法です。大学と提携することで、優れたスキルを持った優秀な人材を紹介してもらえる可能性があります。ただ、大学によっては競争率が高く、提携するまでにかなりの労力が必要な場合も多いでしょう。
インターンシップは、企業で学生に働いてもらい、適正やスキルを確かめる方法です。面接では見られない学生の本来の姿が見られるほか、企業との相性を確かめられます。しかし、インターンシップには準備や従業員の協力が必要なため、ほかの方法に比べて手間がかかるでしょう。
自社ホームページを活用する方法もあります。文字数や掲載スペースに制限がないため、自社の魅力や企業情報を詳細に学生に伝えられるという特性があります。また、合同説明会や就活サイトとは違い、場所代や掲載コストがかからないのも魅力です。ただ、企業に関心を持っていたり、強い熱意を持って応募してきたりする学生以外には、あまり閲覧されないというデメリットがあります。
変わり種の新卒学生募集方法
ここまでは、基本的な新卒学生の募集方法をご紹介しましたが、企業によっては一風変わった募集を行うケースもあります。 例えば「面白法人カヤック」では、以下のような変わった採用方法を取りいれてます。
・うそを書いた履歴書でエントリーする「エイプリル採用」
・エゴサーチの結果で選考をする「エゴサーチ採用」
・ゲームのスキルで選考を行う「いちゲー採用」
・名字が「佐藤」の人のみ応募可能な「佐藤採用」
このような採用方法は、話題性があり学生のみならず世間の興味を引きつけられるほか、通常の募集では測れない学生のスキルやユーモアを見いだせるというメリットもあります。しかし、変わった募集を実施する場合でも、入社に対しての熱意があるか、社風に合った人柄か、企業研究をしたうえで臨んでいるかなどをしっかりと確認しなければならない点は同じです。
まとめ
優秀な学生を採用するうえで重要な新卒学生の募集。今回は、新卒学生の募集方法やメリット・デメリットについてご紹介しました。下記が当記事のポイントです。
・新卒学生は基本的に合同説明会や企業ホームページ、大学のキャリアセンター、インターンシップ、就活サイトなどで募集する
・募集方法によって、コストやメリット・デメリットが異なる
・変わり種の募集方法は通常の募集では測れない学生のスキルを発掘できる
新卒学生の募集に携わる機会のある人は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
(画像はいらすとやより)