オンライン面接の功罪
オンライン面接とは、Web会議システム等のツールを使用して、オンライン(Web)上で面接を行なうことを指します。新型コロナウイルスの流行により、対面での面接への不安からオンライン面接を希望する求職者が増えています。
オンライン面接を導入している企業は約43%。導入した理由として「新型コロナウイルスの感染防止のため」を挙げる企業が9割以上。コロナウイルスが採用面接のあり方を一変させてしまいました。
オンライン面接のメリットは多数あります
- 新型コロナウイルス感染防止に繋がる。
- 遠方に住む応募者に対応できる。
- 応募者増加に繋がる。
- 応募者対応が迅速に行なうことができる。
- 移動費のコスト削減
- 面接官の業務効率化、選考時間の短縮
- 面接実施率の向上
- 企業のイメージアップ
一方、オンライン面接のデメリットも認識しておく必要があります。
- 表情、全身、仕草が見えにくい為、対面よりも応募者の見極めがしにくい。
- 直接会ってみると印象が違うことがある。
- 社長や役員など「社内の理解」が得られにくい。
- 回線のトラブルによる中断。
- 双方ともにITリテラシーが低いと難しい。
- 面接録画をされるなど情報漏洩などセキュリティ上のリスクが上がる。
このようにオンライン面接にはメリット、デメリットの両面がありますが、withコロナの時代においては適応できない事が最も大きなデメリットとなってしまいます。
選考フローの全てをオンライン化している企業もあれば、最終面接だけは人物確認する為に対面の面接を実施している企業もあります。
また、会わなくても社内の雰囲気が伝わるように、一緒に働く仲間からのメッセージ動画などを事前に撮影してオンライン面接の前に流すなど、アドバンテージを作る事もできます。
まずは自社で出来る事からオンライン面接をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
渋谷事務所
田中 秀和