経営者が抱える『後継者問題』

最近のお客様との話題から ~ 経営者が抱える『後継者問題』~ 代表社員 若林昭子

日本の社長の平均年齢は毎年上昇しており、61.19歳に達しています。
年齢別分布では70代以上の社長は24.12%と前年から4.74%増加しており、
団塊世代の社長交代が進まず高齢化していることが顕著になっています。
最近私たちが、お客様からご相談を受けることが多いのが『後継者問題』です。

 

[後継者選びの悩み]

後継者として指名できる方がいれば一安心ですが、後継者育成の悩みもお持ちです。
特に創業社長から二代目へのバトンタッチでは、後継者の器が問われます。
創業社長というのは、カリスマ性や事業への強い想いがあり、強烈なリーダーシップにより会社を牽引してきています。
この熱い想いを二代目が引継ぎ、会社を成長発展させていけるのか不安で、
高齢となっても経営の第一線から退けないと考える社長が多いです。

 

また後継者候補が複数いる場合は、誰を後継者にするのかが問題となり、後継者同士の争いに発展することもあります。
経営陣の足並みの乱れは企業にとっては存続の危機にもなりかねません。特に、
後継者が兄弟である場合などで対立されている事例を多く見てきました。
それぞれが役割分担して、補完しあう関係であれば、ともに歩むことができるのですが、
お互い自分が一番と自己主張して譲ることがない場合は揉める原因となります。

 

 

[M&Aの活用]

後継者がいないケースもあります。
お子さんがいない、社員の中にも任せられる人材がいないという場合があります。
このように後継者問題に悩む社長にとって解決できる方法として、M&Aの活用があります。
M&Aというと、大企業が事業拡大のために買収すると思われるかもしれませんが、
最近は中小企業でのM&A(企業の合併と買収)が急増しています。
売手企業は事業継承、後継者問題を解決でき、買手企業は事業拡大、人材確保に対応できる可能性があります。
双方にメリットがある解決法といえますが、企業の売買は物を買うように売り物件買い物件が公開されているものではありません。

また企業の価値をどのように測るのかは売手、買手の思惑が正反対となります。
売手はできるだけ高く、買手は安く買いたいと考えます。
また買手からすると買収は相当高額の投資となります。
その買い物に見込み違いがあり毀損していたとしたら、東芝のように会社の存続すら危ういことになります。

売手企業の従業員の立場からは、自分たちの会社が売られるというのは複雑です。
動揺することも考えられます。しかし現実には、安心・安定となり、希望が持てるケースが多いです。
通常M&Aについては当初水面下での交渉となります。当事者同士だけの交渉もあると思いますが、
大多数はM&Aに特化した仲介業者を介するのが一般的です。
当然仲介手数料など費用は掛かりますが、第三者に仲介してもらうことで相談もでき、対応も安心です。

 

会社経営は苦労の連続です。社長は今まで命を懸けて邁進されてきたことと思います。
M&Aはハッピーリタイアメントも叶えられます。ここまで大きく成功した会社を価値が高いうちに売却して、
優雅なセカンドライフを楽しむことも可能です。
M&Aで新たなステージとして道は開けるかもしれません。
事業承継の選択肢として、有用だと思います。

 

コンパッソではM&Aの相談もお受けしています。
お気軽にご相談ください。

代表社員 若林昭子