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気づかいの習慣

東京オリンピック招致のためのプレゼンテーションで「おもてなし」という言葉がピックアップされたことは記憶に新しいと思いますが、この「おもてなし」という行動の根本にあるのが日本人にしかできない「気づかい」の習慣ではないでしょうか。
グアム三越やフロリダディズニーワールドなどで数々の成功を収められた上田比呂志氏は著書の中で、「気をつかうことを覚えるとどれだけ楽になるか、生きやすくなるか、仕事がうまくまわるかを肌で実感している」と書かれています。
気づかいとは、「心をもって正しきことを行うこと」。心というのは、「人を思いやる気持ち」。正しきこととは、「相手の意に添っているかどうか」。つまり「心を込めて、相手が望むことをすること」。それが気づかいであり、これは日本人にしかできないことなのだそうです。どんな小さな行動でもいいから、心を込めて人を気づかえば人間関係が良くなり、仕事は円滑になりどんな商売も繁盛する。
では、どのようにすれば気づかいが上手にできる人間となり、幸せな人生をおくることができるのでしょうか。著書の中から抜粋してご紹介したいと思います。

●気づかいに必要なことは意識。周囲を見渡そうとする意識。人の気持ちを察しようという意識。意識のアンテナを立てておくことが、気づかいの能力に直結する。

●気づかいとは最終的に自分に還って来る。つまり結果的に気づかいは自分のためにもなる。相手のことを思って行動するからこそ、人が助けてくれる。自分に方向が向いているのは気づかいでなくわがままや自己満足。それでは何をしても誰も助けてはくれない。

●気づかいとは本来楽しむもの。どうすれば楽しくできるのか。誰も損をしないようにするにはどうしたらよいのか。みんなが楽しめるにはどうしたらよいのか。そう考えていくと気づかいはもっと気軽なものに変わる。

●気づかいが上手になるには、気づかいのうまい人を良く観察する。気づかいに意識が向いていれば気のきいていない人にも気付くことができる。そのような人を反面教師にできる。

●「トイレをきれいに使う。」「使ったものはもとの位置へ戻す。」それだけのことでも十分気づかいになる。常にアンテナを立て、小さなことから気づかいを磨いていく。そう難しいことではない。

●人のための我慢は自分の精神修行につながる。自己中心的になれば気づかいはできない。相手を思いやる気持ちは精神的な余裕がないと生まれない。気持ちの余裕が、周りを広く見渡す視野、物事を深く考えるセンスを養ってくれる。日々是精進。多少の我慢は自分の糧となる。

●感情に呑み込まれそうになったら一歩引く。怒りや失望といったマイナスの感情に呑み込まれないためには自分をコントロールする。決して人をコントロールしようと思わない。そして冷静に、しかし情熱をもって人や事にあたること。気づかいというのはそうした日々の姿勢から生まれる「大人の嗜み」である。

●アリの目とタカの目を同時並行で使い分ける。足下ばかりを見ていると、周りが見えなくなる。周りばかり見ていると、足下がおろそかになる。 角度を変えて考えてみる。立場を変えて考えてみる。大事なのはこの意識である。タカの目とアリの目を使い分けていくことが、気づかいの目となる。

●気づかいというのは些細なことでよい。しかし、その些細な行動を積み重ねた先に、円滑な人間関係であったり、信頼関係であったりができあがる。 自分のちょっとした気づかいが相手に受け入れられた。するとその喜びが原動力となり、もっともっと気づかいができるようになる。あたりまえでないことをやるには、あたりまえをまず徹底すること。その先に誰もが「すごい」と言うものができあがる。

昨今は自己中心的な人間が増えてきていると言われていますが、自分だけが幸せなのではなく、気づかうことによって周りの人も皆幸せなら、幸福感も倍増するかもしれませんね。皆さん、日々の気づかいできていますか?

出典:クロスメディア・パブリッシング「日本人にしかできない気づかいの習慣」上田 比呂志著

千葉流山事務所 佐藤智成

 

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