
リタイヤ貧乏
定年前には「老後の蓄えは心配ない」と話していたお父さん(66歳)が、ここ3ヶ月ほど「家計が苦しいから少し援助してくれ」と言ってくるようになったそうです(日経電子版コラムより)。
どうやら家計に無理があったようです。現役時代の収入の考えで、支出をしていくと大変なことになりそうです。退職前に支出の見直しをしておきましょう。
しっかり準備していたつもりでも、退職金の減額やリストラなど予想外のことが起きることもあります。また、60歳代、50歳代、40歳代と若い世代になるほど公的老齢年金は厳しくなっていきます。早いうちからの準備が必要です。
個人差がいろいろあると思いますが、標準的に厚生年金に加入の人では、リタイヤ前に最低2000万円貯めておく必要があると言われています。
例えば、インフレ等を考慮して35歳の人が、3000万円を目標に貯めるとします。月々5万円を30年間積み立てますと、元金が1800万円になります。それを平均3%で運用できれば約2900万円になります。
現在の銀行の金利では難しいのですが、投資の知識があれば十分に可能な数字だと思います。投機と投資は違います。忍耐も必要です。知識の積み重ねも必要です。
リタイヤ貧乏にならないためには、早くからの投資の勉強と実践が必要と言えるのではないでしょうか。
一つの方法としてプロに相談してみるのはいかがでしょうか。プロとは、ファイナンシャル・プランナーです。プロといっても兼業しているケースが多いので選択が難しいかもしれません。
例えば、生命保険の外務員であったり、証券外務員であったりとバックにどういう職業が隠れているか確認することも必要だと思います。また、プロと言っても力量は様々ですし、人によって答えは違うと思います。投資に関して相談する場合のポイントは、リスクとリターンの関係になると思います。自分はどこまでリスクをとってもよいのかが最大のポイントになると思います。出てきた答えをご自分で咀嚼して生かせる力をつけましょう。成功への近道は、すぐに行動することだと思います。
最後にご参考までに・・・子供から大人までお金について学べるコーナーがあるサイト「知るぽると」がありますので、検索してご覧になってみてはいかがでしょうか。