パソコン・スマホの身体への影響

仕事や趣味などでパソコンやスマートフォンを長時間操作していると、首の後ろから肩にかけての痛み、張りや凝り、これらが酷くなると頭痛などの症状が出ます。しかも症状が出てもさらに続けてしまうことが多く、症状を悪化させてしまうことがすくなくありません。

原因
パソコンやスマートフォンの操作中は、首を傾斜させた状態で作業を続けることが多くなります。この状態では、首の後ろ側の筋肉や肩へ広がる筋肉をはじめとする多くの筋肉が常に収縮している状態、つまり筋肉が緊張した状態になります。

一般的に筋肉が常に緊張していると筋は疲労し、筋肉内の血流が低下することにより痛みや張りを起こします。また、背中を丸くしてパソコンのモニターを上目に見入るよう姿勢は、首が反ったかたちを続けることになるので良くありません。さらにキーを打つ時には腕や手全体を浮かせがちです。すると腕を上げるための肩周囲の筋肉に負担がかかり、筋肉の収縮(緊張)が続き、やはり筋肉の血流が減少して、痛みや張りを起こします。

対策
パソコンやスマートフォンによる首・肩などへの身体的影響は、同一姿勢による同一操作を持続することによるものです。まずは、仕事中や操作中の大体1時間ごとに「動かす時間」を作りましょう。

首をゆっくり回す・前後左右にゆっくり動かす、肩を上げ下げする・回す、両腕をゆっくり上げ下げなどの動きを3回から5回ほど行います。こうすることで筋肉の緊張が取れ、血流が回復し、痛みや張りが和らぎます。なお、痛みが続き症状が重い場合は整形外科で診てもらうのも早期治療為に有効です。
仕事や生活で欠かせなくなったパソコンやスマートフォンとうまく付き合っていく為にもまずは予防が大事です。「動かす時間」を作り運動する習慣を身につけましょう。

出典:「2016年版 くらしの豆知識」(独)国民生活センター

東京練馬事務所 寺田知己