スマートフォンへの不正アクセスにご注意を

2010年秋頃から火がついたスマートフォン。IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社の調査によると、2012年の日本国内出荷台数は約2848万台だそうです。
いまや、パソコンと遜色ない機能を持つスマートフォンもあり、スマートフォンがあればパソコンは要らないという人も見かけます。そんなスマートフォンの進化と急激な普及に比例して、スマートフォンに対する不正アクセスが急増しているそうです。
そこで今回は、急増しているスマートフォンに対する不正アクセスについてご紹介したいと思います。

なぜスマートフォンに対する不正アクセスが急増しているのか?
パソコンの場合も、インターネットの普及に伴い、ウィルス被害や不正アクセス被害が急増した時期がありましたが、利用者の意識の向上も相まって各種対策が進み、IPA(情報処理推進機構)の調査によれば被害件数も減少傾向だそうです。しかし、スマートフォンは対策が遅れています。その原因として、「日本の携帯は安心だという意識のままである」ことが挙げられています。

スマートフォンが普及するまでの携帯は、日本の通信会社がOSやアプリケーションをしっかりチェックしており、また通信会社によって仕様が異なるため、不正アクセスを試みる側にとっては、とても効率が悪い対象でした。その結果、迷惑メールこそあったものの、大きく表面化する不正アクセスが無かったため、「日本の携帯は安全」という意識が定着したようです。
しかし、スマートフォンは「小型パソコン」といっても過言ではなく、パソコン同様のウィルス対策、不正アクセスが必要になります。それにも関わらず、「日本の携帯は安全」という意識が邪魔をして、不正アクセスに対する対策が遅れていると考えられます。その結果、スマートフォンに対する不正アクセスが急増していると言えます。

どんな不正アクセスがあるのか?
今問題になっている不正アクセスとして代表的なのが、「個人情報を搾取する(抜き取る)アプリ」です。
スマートフォンのアドレス帳には、携帯電話番号、メールアドレスのほか多くの個人情報が大量に格納されています。これらの情報を本人が意識しないまま抜き取られているそうです。
「バッテリー長持ち」「電波改善」「動画再生」など、いかにも便利そうなツールを装いながら、実は不正アプリといったケースもあり、アプリのダウンロードや利用には、細心の注意が必要です。また、「全国共有電話帳」や「LINE」や「facebook」などのSNSアプリでも、利用規約をよく読んでから利用しないと、「合法的に個人情報が抜き取られる」ケースもあるようなので、こちらも注意が必要です。

不正アクセスからスマートフォンを守る方法
1.グーグルの「アンドロイド」をベースとした機種の場合、その特性をよく理解してアプリをダウンロードする必要がある
グーグルの「アンドロイド」は、アップルの「アイフォーン」と比べ、配布するアプリのチェックが厳しくないため、不正なアプリが配布され易くなっていると言われています。そのため、何でもかんでも片っ端からアプリをダウンロードするのは控えましょう
もちろん、アップルの「アイフォーン」は100%大丈夫というわけではありませんので、こちらも気を付けてアプリをダウンロードする必要があります。

2.比較的安心と言われている「公式アプリ」を利用する
「公式アプリ」が100%大丈夫というわけではありませんが、「非公式」に比べると安心度が増すと思います。

3.アプリの利用前には必ず「利用規約」を読むことを心掛ける
先程申し上げたように、「利用規約」に「個人情報を抜き取る」ことを謳ったアプリもあるそうなので、利用前には必ず「利用規約」を目を通すようにしましょう。

スマートフォンに対する不正アクセスは増えていますが、毎日の生活にスマートフォンが欠かせない人も多いかと思います。不正アクセスされないよう、しっかりと対策を講じて、スマートフォンライフを満喫して頂ければと思います。

出典:日経パソコン

渋谷事務所 三上吉昭

 

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