資料せんって何?

資料せんって何?
会社を経営している方、個人事業をされている方については、数年に一度夏の終わり頃に見かけたことがあると思います。資料せん(一般取引資料せん)とは、税務署から送られてくるおたずねの文書です。
おたずねと言っても、自社のことではなく、税務署が指定した期間に行われた取引につき、一定の金額以上の取引があった場合その相手先について、住所や振込口座・取引金額等を記載して提出するものです。主には下記に掲げる取引についての依頼が多いです。
   ・売り上げ
   ・仕入れ
   ・外注費
   ・接待交際費
   ・支払リベート
   ・建築工事費
   ・広告宣伝費 等

提出のしかた
1.書面での提出
税務署からの封書の中には、一取引先について一枚ずつ書く用紙(A5サイズ)が同封されており、書面提出の場合はその用紙に必要事項を記載し提出します。

2.光ディスク・磁気ディスクによる提出
国税庁HPには、エクセルにより簡単に入力できるフォームがあり、書面による提出に代えて、そのフォームをダウンロードして入力をし、光ディスク(CD、DVD等)または磁気ディスク(FD、MO等)による提出もできるようになっています。
フォームは入力しやすいように作られており、また取引先の多いところにとっては手書きをしなくてもいいというメリットがあります。

提出するべき?
税務署からの文書には、あくまで「ご協力をお願いします」と書かれていることから、強制力のあるものではありません。これを提出することにより、税務署側では統計的な資料や、税務調査の裏付け資料として使っているものと思われます。
税務署からの文書ということで驚いてしまう、また、作業が面倒と思う方もいるかもしれません。しかし、これを提出することにより課税の公平性や適性を保つことができるのであれば、進んで協力したいものですね。

出典:国税庁HP「一般取引資料せんの提出」

川崎事務所 小野寺恭子

 


関連記事

過少申告加算税について

平成28年度の個人確定申告が終わり、ほっと胸をなでおろしている方もいらっしゃると思います。しかし、正しい税金計算をしたと

記事を読む

海外へ転勤になったら、海外勤務中の所得税など注意しましょう

 海外勤務の滞在予定期間が1年以上になる方は注意が必要です。  1年以上海外勤務する人を所得税法上「非居住者」と言いま

記事を読む

公益法人等の寄付金収入に係る消費税の取扱いについて

寄付金収入は、寄贈者からの反対給付を伴わない贈与による収入です。消費税法上では、「資産の譲渡等の対価」以外の収入(不課税

記事を読む