期末が金融機関の休日に当たる日である場合の手形満期処理について

今回は、今年のように3月31日が土曜日で金融機関の休日に当たる場合、決済期日が3月31日の手形の処理をどうするかについて触れてみます。

会計上の目線
会計処理は、以下の二通りの処理が認められています(便宜上、受取手形だけを例にとって説明します)。

1.期日どおりに決済処理する方法
当然に、通帳の記載額と帳簿の金額が異なることになります。帳簿上、まだ資金化されていない手形分が預金口座に入金された形になります。

2.期日以降最初の金融機関営業日に決済処理する方法
期日と営業日までに手形勘定上ズレがおき、決済されるハズの手形が帳簿上残っている形になります。

いずれの方法を採択するにせよ、貸借対照表上の財政状態の表示及びキャッシュフロー計算書(間接法)上の現金預金残高に影響が生じてしまうことになります。
二期間比較で表示する場合や分析する場合などは、留意すべき点であるといえます。なお、この事実が重要と判断される場合は、貸借対照表の注記に記載することとされています。

税務上の目線
税務上に会計処理の選択を求める場合、上記2で処理されることが多いようです。
これは、期末に債権が残ることとなり、貸倒引当金の設定上、会社有利となるためです。

渋谷事務所 小林雅

 

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