平成22年分 確定申告~所得税の附帯税について

 申告期限まで、あと半月余りとなりました。皆様に於かれましても、一年に一度の頭を悩ます時期であります。今回は諸々な附帯税についてご説明致します。

○延滞税

 次の場合に該当する時は延滞税を納付しなければなりません。
(1)申告期限内に提出した確定申告書による税額を法定納期限までに完納しない時
(2)期限後申告書若しくは修正申告書を提出し、又は、更正若しくは決定をうけた為、納付税額が生じた時
(3)予定納税について法定納期限までに完納しない時

 延滞税は本税の法定納期限の翌日から完納する日までの期間の日数に応じ、未納税額について年14.6%の割合で計算します。ただし、納期限までの期間又は納期限の翌日から2月を経過する日までは、年7.3%で計算します。なお、各年の公定歩合に4%を加算したものが7.3%に満たない場合は、その割合になります。(平成23年中は4.3%です)

○利子税

 第3期分の税額について二分の一以上を納期限までに納付すれば、残りの税額の納付を5月末日まで延納することが出来ます。この延納した場合には延納の期間に応じて年7.3%で計算した利子税を納付しなければなりません。なお、延滞税と同じく各年の公定歩合によりその割合は変化します。(平成23年中は4.3%です)

○加算税

1.過少申告加算税
 申告期限内に提出した確定申告書について修正申告書の提出、又は更正を受けた場合、それにより納付する税額に10%を乗じた金額の過少申告加算税が賦課されます。ただし、増差税額が期限内申告税額と50万円とのいずれか多い金額を超えるときは、その超える部分は15%を乗じた金額となります。なお、修正申告については税務署の調査により更正・決定を受けることを予知して提出されたものでないときは過少申告加算税の賦課はありません。

2.無申告加算税
 次の場合に該当する時は無申告加算税が賦課されます。
(1)法定納期限後に確定申告書を提出した場合、又は決定を受けた場合
(2)法定納期限後の確定申告書の提出、又は決定があった後に修正申告書を提出、又は更正を受けた場合

 申告書の提出、決定・更正等に基づいた納付税額に15%を乗じた金額の無申告加算税が賦課されます。なお、納付税額が50万円を超える場合は、その超える部分は20%を乗じた金額となります。ただし期限後申告書の提出が税務署の調査により更正・決定を受けることを予知されたもので無い場合は5%に軽減されます。

3.重加算税
 事実を仮装隠ぺい等をしたところに基づいて申告し、又は申告しなかった場合には過少申告加算税又は無申告加算税に代えて重加算税が賦課されます。重加算税は過少申告加算税に代えて賦課される場合には35%、無申告加算税に代えて賦課される場合には40%相当額となります。

 上記の説明は国税についてのものですが、地方税についても同じ様なものがあります。ぜひとも附帯税等が賦課されることのない様、正しい申告・納税を心掛けて下さい。

参考:税務研究所 所得税確定申告の手引

                           

流山事務所 上原俊幸
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