ノーベル賞などの賞金と税金

オリンピックイヤーである今年、ロンドンオリンピックでは大勢のメダリストが誕生しました。また、山中伸弥京都大学教授がノーベル医学生理学賞を受賞されたのは記憶に新しいところです。
これらの賞金等には税金がかかるのでしょうか? 今回は賞金等にかかる税金についてお話をしたいと思います。

ノーベル賞には物理学・化学・医学生理学・文学・平和・経済学の各賞があり、このうち経済学賞(アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞)以外はノーベル基金からその賞金が出ています。
所得税法第9条13号ホによると「ノーベル基金からノーベル賞として交付される金品」は非課税となっていますので、物理学賞・化学賞・医学生理学賞・文学賞・平和賞の賞金には税金はかかりません。
経済学賞(アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞)の賞金は、その名称のとおりスウェーデン国立銀行の基金より出ていますので税金がかかります。因みに日本人の受賞者がいないのも経済学賞のみです。

オリンピックのメダリストに贈られる報奨金はどうでしょうか?
同第9条14号には「オリンピック競技大会又はパラリンピック競技大会の成績優秀者を表彰するものとして財団法人日本オリンピック委員会、財団法人日本障害者スポーツ協会、その他これらの法人に加盟している団体であつて政令で定めるものから交付される金品で財務大臣が指定するもの」も非課税としていますので税金はかかりません。

また、宝くじ(ジャンボ宝くじ、ナンバーズ、ロト等)の当選金、スポーツ振興投票券(toto)の払戻金は非課税となっていますが、懸賞、クイズの賞金・賞品、福引の当選金などは一時所得として課税の対象となります。年末ジャンボ宝くじで1億円が当たっても税金はかかりませんが、クイズで1千万円の賞金を貰った場合は税金がかかります。
気を付けなければならないのは、宝くじなどの当選金は所得税非課税ですが、その当選金を他人に分配すると贈与税(1人に対して年間110万円超)の課税対象になる事です。

内容によって課税か非課税かが変わりますので注意が必要となります。
これはどっち?とお悩みの場合は、コンパッソ税理士法人までお気軽にお問合せ下さい。

川越事務所 古田一成

 

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。