
クレジットカードによる電子納税について
地方公共団体では、以前から自動車税において、スマートフォンやパソコンで納税ができるクレジットカード納付を実施されていましたが、平成27年4月1日から東京都でクレジットカード納付の対象税目を拡大されました。簡単に概要及びメリット、デメリットをご説明させていただきたいと思います。
1.東京都にてクレジット納付可能な税目
自動車税、固定資産税(23区のみ)、不動産取得税、個人事業税、鉱区税、法人都民税、法人事業税、地方法人特別税、都たばこ税、ゴルフ場利用税、自動車取得税、軽油引取税、事業所税、宿泊税
※住民税の特別区民税・都民税は対象外ですので、ご注意ください。
2.納付可能金額
税額100万円未満の納税通知書・納付書のみ
3.決済手数料
4.メリット及びデメリット
①メリット
メリットとして挙げられる点は、納税の簡便化です。わざわざ納付書を持って銀行まで行き納付するという手間が省かれます。特に金融機関が遠い方や行く時間がない方にとっては便利になると思われます。
また、クレジットカードを使って納付することによって管理もしやすくなると思います。
最後にポイント付与という点がメリットとして大きいでしょう。ポイント率が高いクレジットカード会社を使えば、さらにメリットは大きくなります。
②デメリット
上記3に示させていただきましたが、手数料が今までの納付ではかからない手数料負担がデメリットとしてあげられます。
5.総論
メリット及びデメリットの書かせていただいた通り、金銭面ではポイントと手数料の差額が節約金額の対象になります。還元率が低いクレジットカードについては、金額によっては、少し損をしてしまう可能性があります。ただ、金融機関やコンビニに赴いて現金にて支払う手間と天秤にかけてどちらととるかという部分がキーになってくると思われます。
クレジットカードでポイントを貯めて有効活用されている方については、ぜひおすすめさせていただいきたいと思います。