「トッカン」て何?

7月から毎週水曜日、日本テレビ系列で「トッカン 特別国税徴収官」という連続ドラマが放送されています。
井上真央さん扮する新米の国税徴収官が、日々税金を取り立てる仕事に奔走しながら、様々な人間と出会い成長していく姿を、シリアスかつコミカルに描いています。
視聴率は初回(7月4日)が12.9%、以降10.8%、11.2%、10.9%でした。
国税の督促や滞納処分、指導等を行う国税徴収官は、適正な申告が行われているかどうかの調査・検査や申告の指導等を行う国税調査官、裁判所から許可状を得て、悪質な脱税者に対して捜索、差押等の強制調査を行い、刑事罰を求めるため告発を行う国税査察官とともに国税専門官のひとつであり、「トッカン」とはその中での上級ポストの略称です。

では我が国における国税の滞納状況はどうなっているでしょうか。
先日国税庁から平成23年度租税滞納状況が発表されました。

平成22年度から繰り越された額が1兆4201億円
当年度中に新たに発生したものが6073億円
これらに対して差押、換価等により徴収が完了等したもの(整理済)が6657億円
整理中で次年度に繰り越されたもの(未整理)が1兆3617億円
となっています。

滞納状況は年々減少傾向にありますが、全税目に占める消費税の割合は53%となり、これまでで最も高くなりました。
消費税は事業者の売上代金に含まれ、預り金的な性格を持つものですが、景気が低迷し資金繰りが厳しくなる中で、運転資金や借入金の返済に充ててしまったため納税が困難になるケースが多いようで、今後の増税によりさらに滞納が増えることが懸念されます。
税金を払いたくても払えない人がいる一方で、払えるのに払おうとしない悪人も存在します。国税の最後の砦と言える「トッカン」の活躍が期待されます。

出典:日本テレビ「トッカン」HP、国税庁HP

渋谷事務所 樫村邦彦

 

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