社会福祉法人の新会計基準 移行準備期間に行うべきこと その5

過去4回にわたって移行準備期間に行うべきことについて触れてきましたが、今回が最後となります。最終回は、会計システムについてです。
今回は、この時期に考えておきたい事項の一つとして、会計システムの確認とそれに伴う周辺準備について触れたいと思います。

既存の会計ソフトのバージョンアップ、または新たなシステム導入の場合でも確認したい点はいくつか共通するものがあります。

その1 勘定科目編
新会計基準となると勘定科目が追加され、既存の勘定科目コードが変わることが考えられます。そうなると、出納職員が日頃使用している勘定科目印や会計伝票などのコードを対応させる必要があります。4月から使用するので、事前に業者へ発注となる場合は早めの確認が必要です。
余談ですが、法人内で独自の入力用マニュアルを作っている場合も変更作業が必要です。

その2 登録情報編
既存のシステムで登録していた情報が全て引き継がれるのだろうか、新たな機能の確認、他のシステムとの連動は可能か、といった確認も今の時期に済ませたい事項です。問題としては引き継ぎが不可能な情報があった場合、誰かが登録作業をしなくてはならない状況が生じ、その時間、労力、費用を考えるスケジュールが必要となります。

その3 決算
担当者様にとって決算は高い壁になっていませんか。付属明細書・財務諸表の注記・財産目録がスムーズに作成出来るシステムであるかを確認することで、毎月の会計処理で必要な情報の入力から決算の全体把握が可能となります。

この他にも確認しておきたい事項は沢山あります。全ては適正な経営を把握する為の試算表作成と、総括となる決算書を正しく完了させる為に必要な事項です。

以上、今回は会計システムについて触れてきましたが、移行の準備にあたっては過去のブログ(ページの右下にある社会福祉法人のカテゴリーに掲載がございます。)でも触れた事項も含めて、様々な項目をチェックする必要があります。まだ準備を一切行っていないという場合は、準備期間が残りわずかとなってきますので、計画的にスピード感を持って臨む必要があるでしょう。
コンパッソ税理士法人では新会計基準移行のお手伝いをさせて頂いておりますのでお気軽にご相談ください。

横浜青葉事務所 小林竜雅

 

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