定期巡回・随時対応型訪問介護看護という事業

コンパッソ税理士法人では、老人福祉施設を含め多くの社会福祉法人を関与させていただいております。
昨今、社会福祉法人は、いわゆる内部留保とされる社会福祉充実残額が生じる場合には、社会福祉充実計画に基づき既存事業の充実や新たな事業への取組に有効活用することが求められています。
今回は、介護事業の中で新たな事業として期待されているもののひとつである【定期巡回・随時対応型訪問介護看護】を紹介したいと思います。
 
要介護者のニーズは様々で、在宅介護サービスを利用しながら自宅で暮らし続けたいという高齢者も多いと言われています。要介護者の在宅生活を24時間支える仕組みとして、2012年4月から定期巡回・随時対応型訪問介護看護という事業が創設されています。
 
従来の訪問介護は、週に数回、日中に30分~2時間程度のケアがほとんどでしたが、定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、朝昼晩の食事や排せつ介助のための1日数回の定期巡回のほか、緊急時の呼び出しにも随時対応するという利用者のニーズに柔軟に応えるサービスです。また、通所介護や短期入所生活介護などのサービスとも併用することができます。
 
新規事業を立ち上げることは、初期投資を回収し軌道に乗せる まで時間と労力が掛かりますが、豊富なサービスメニューを揃え幅広いニーズに応える体制を整えることで、徐々に利用者を増やしながら、特養や通所介護などの既存の事業の収益を伸ばすといった相乗効果が表れることもあります。
 
社会福祉充実残額の有効活用のひとつとして、定期巡回・随時対応型訪問介護看護という新たな取組も考えてみる価値はありそうです。
 
参考:厚生労働省HP「定期巡回・随時対応サービスの概要」
 
 
横浜青葉事務所 青木誠