「くるみんマーク」をとろう

『くるみん認定』とは、仕事と子育ての両立に取り組んでいる企業を認定する制度です。次世代育成支援対策推進法という法律に基づいて、厚生労働省が実施しています。
くるみんの認定を受けるためには、一定基準以上の育児休業取得、育児に伴う時短勤務制度の設置など、10の要件からなる「くるみん認定基準」を満たす必要があり、認定企業には「くるみんマーク」が付与され、自社製品やホームページ、求人広告などに、くるみんマークつけることができます。そのため、くるみんは子育てサポート企業として国の認定を受けた証と言い表すことができます。 くるみんの認定企業は、年々増加し、2018年12月時点では、3,000社を超えるまでに至っています。
くるみんの設立の経緯は、長年にわたって続く少子化による人口減少に大きな理由があります。日本における出生数は減少傾向にあり、未婚や晩婚だけでなく、子どもをもたない夫婦が増えていることも原因としてあげられます。その理由のひとつとして、子どもがいることで、特に女性が仕事を離れなければならない状況になっていることがあります。また一方で仕事を離れると、世帯収入が減り、子どもを育てていくことも難しくなる場合もあります。 そこで、より多くの企業が、子どもを育てながら仕事も続けたい人を後押しする環境作りを推進させるため、実際に取り組んでいる企業に対し、くるみん認定を行い、企業にとってもイメージの向上や人材確保などのメリットがある仕組みをつくりました。

くるみん認定基準とは、行動計画の策定、男性の育児休業取得、女性労働者の育児休業取得率が75%以上、フルタイムの労働者等の法定時間外・法定休日労働時間の平均が月各45時間未満、月平均の法定時間外労働が60時間以上の労働者がいないこと、所定外労働の削減、年次有給休暇の取得の推進、短時間正社員制度、在宅勤務、テレワークその他の働き方の見直しに資する多様な労働条件の整備のための措置等について、具体的な成果となる目標を定めていること等になります。

子育て世代だけでなく、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)は、働く人共通の課題です。やりがいや充実感を感じながら働き、また家庭や地域では、個人の時間をもつことができる豊かなる生活を望んでいます。
雇用する側も、多様な働き方の選択ができる環境作りを目指し、雇用される側の充実した生活を後押しすることを考えていくことも必要かもしれません。

参考文献
厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
非営利活動社団法人 安全衛生優良企業マーク推進機構
https://shem.or.jp/kurumin-system

参照日 令和元年10月18日
川崎事務所 塩崎優美子


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