
座りすぎにご注意を
米内科学会機関誌にて、長時間座り続けると死亡リスクが増すという研究結果が発表されていました。
座りすぎが「寿命を縮める」、そして「死亡リスクを高める」ことについてはすべて科学的に実証されて、1日に11時間以上座っている人は、座り時間が短い人に比べて死亡リスクが1.4倍になるそうです。
ちなみに日本人の1日に座っている時間は平均8~9時間で、私も日々を振り返ってみるだけでも長時間座って作業していることが多いです。
<なぜ死亡リスクが高まるのか>
座っていると本来使うはずの足の筋肉を使いません。そして脚の筋肉は全身の7割を占めるほど大きな筋肉です。
その状態が慢性化すると、血液はドロドロ状態になり代謝が低下し、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病などの成人病のリスクが高まると言われています。
<死亡リスクを下げるには>
対策として良い方法が20分~30分に1回立って動くことです。
長時間座った後でまとめて身体全身を動かすより、短時間ずつでも細目に身体を動かしたほうが血流が良くなるそうです。
しかし、仕事などで忙しい毎日を送っている中、ただ何もせず定期的に立ち上がるのは大変だと思います。
そこでストレッチ、プリンター、ゴミ捨て、トイレに行くなどの用事をまとめずに、細目に行うことがおすすめです。
このようなことは機械的でも良いので習慣づけて継続することが最も効果的です。
せっかく仕事を頑張っていても知らず知らずに寿命を縮めていては本末転倒なのではと思います。
できるだけ健康を維持しながら仕事も頑張ることで、日々充実した生活を過ごしましょう。
渋谷事務所 吉田 匡史