年金一元化 公務員も厚生年金に加入へ

公務員等が加入している共済年金と会社員等が加入している厚生年金は、平成27年10月1日に統合され、厚生年金へ一元化されました。公務員優遇の象徴だった共済年金は廃止される(平成27年9月30日までの分は継続して支給されます)ことなりました。多くの高校生がNTTやJRが国営企業だったことを知らないように、私たちの子供や孫の世代は公務員だけが共済年金という有利な年金制度に加入していたことを知らない世代となるでしょう。

この年金一元化ですが、公務員の方々は現在加入している年金制度が共済年金から厚生年金に変わりますので大きな制度変更となります。しかし、すでに厚生年金に加入している方々についても変更となる重要なポイントがいくつかありますので、ご注意ください。

まず、年金記録も一元化され、窓口も年金事務所のみで手続が完了しますので、過去に一時的に共済年金に加入していた(例、医師や看護師が臨時任用で国立病院などに一時期勤務していた。建築士などの技術者がプロジェクト期間中だけ国の機関に勤務していた等)場合に、両方の年金手続が同時に完了します。今まで面倒で共済年金の手続をされていなかった方は一度年金事務所で確認することをお奨めします。

次に加給年金(20年以上加入期間のある老齢年金の受給者が65歳未満の被扶養配偶者や高校生以下のお子さんがいる場合に加算される年金)の加入期間の算定が別々に行われていましたが、今後は合算して計算されます。
例えば、公務員から会社員に転職された方などで共済年金と厚生年金にそれぞれ18年ずつ合計36年(合算して25年以上の加入期間があるので、年金自体は今までも支給されていました)加入されていた方は加給年金の対象外でしたが、今後は対象となります。

その他にも在職老齢年金(給与を受けていることにより年金の一部減額)の対象だった方が月末に退職する場合には年金が全額支給されるのは翌々月からだったのが、翌月からに変更されるというように共済年金の制度に合わせる(多くのケースで既存の厚生年金の制度よりも有利になります)制度の変更がいくつかあります。詳細を知りたい方は年金事務所へお問い合わせ下さい。

人事労務のご相談・労働社会保険の手続きならコンパッソ社会保険労務士法人まで
電話:044-733-8748(電話相談無料)

コンパッソ社会保険労務士法人 社会保険労務士 田中穣

 

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。


関連記事

■残業代削減策としての変形労働時間制活用

■健康長寿であるためにすべきこと

■アンケート結果から見る、従業員が定着しない理由

■福利厚生のスタイル「カフェテリアプラン」

■就業規則を作ろう!