売り手市場における採用戦略

事業は人なり
言わずと知れていますが、松下電器(現パナソニック)創始者、松下幸之助氏の名言です。
人材採用は企業にとって最重要活動の一つでありますが、昨今「以前よりも良い人材が応募してこない」という実感を持つ採用担当者は多いのではないかと思います。そこで今回は求人動向についてお届けします。

本年3月に発表された総務省「労働力調査」によると、完全失業者数が約233万人(前月比約9万人減少)、完全失業率が3.6%(前月比0.1%低下)。また、厚生労働省発表によると有効求人倍率は1.05倍(前月比0.01ポイント上昇)となっています。
また、有効求人数は前年同月より11.2%上昇、全国求人広告件数に至っては実に36.2%も上昇しています。転職者にとって企業や仕事の選択肢が多い“売り手市場”ですが、昨年11月に有効求人倍率が1.0倍となって以降、急速な拡大を続けています。このような状況を加味すれば、良い人材が応募してこない事にも頷けるでしょう。

採用が難しい“売り手市場”対策の一例として、以下のように採用戦略を変えている企業もあるようです。

経験者採用
優秀なキャリアを持つ層は引く手あまた。奪い合いの状況であるから・・・
    ・採用費用を拡大。ヘッドハンティング、人材紹介を活用する。
    ・経験の少ない層を採用(経験ではなく能力や意欲を評価)し、自社で育てる。

新卒採用
新卒の求人倍率は2011年以降大きな変化は無い・・・
    ・経験者が採用出来ない分、新卒採用数を増やす。
    ・新卒を育てやすい職場環境づくりをする。

2015年大卒が「働きたい組織の特徴」として、
    ・コミュニケーションが密で、一体感を求められる。
    ・仕事と私生活のバランスを自分でコントロールできる。
    ・ウェットな人間関係で、プライベートも仲が良い。
などが挙がっていました。
私が入社した当時とは随分変わったな・・という印象を受けるのですが、皆様はいかがでしょうか?

今後、採用活動の更なる難化が予想されます。まだ対策を講じていなければ、採用戦略の見直しを検討してみてはいかがでしょうか?

渋谷事務所 田中秀和

 

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