人員を採用・配置する前に考えよう

どのような会社・組織であっても社長・役員だけで仕事がこなせなくなったら、従業員を採用するため採用活動を行おうと考えます。もしくはクリニックや飲食店のように開業当初からスタッフ・従業員が必要な業態の場合には、開業前から採用活動を行うという会社・組織は多いと思います。

採用活動を支援する会社(求人広告の代理店、採用コンサルタント会社等)は多いですし、各ハローワークでもアドバイスしていますので、初めて従業員を採用する場合でも採用活動をどうスタートするか悩む(応募が無い、良い人材が来ない等の採用活動中の悩みは多いと思いますが)ことはそれほど無いはずです。
しかし、いつまでにどのような人を何人雇うか業務分担はどうするか明確に決めてから採用活動をスタートしている会社は少ないのでは無いでしょうか。これを要員計画と言い経営計画の中でも本来は重要なウエートを占める内容となります。

この要員計画を決定するに当たり、トップがすべての人員を把握できる規模(およそ30名未満)であれば簡単な組織図を書いて要員計画を立てることをお奨めします。

以下、業種ごとに例を挙げます。
クリニックの場合

採用人数は受付・事務の常勤が2名、受付・事務のパートが2名(この4名は事務長との相性も必要なので面接には事務長も必ず同席)、看護師の常勤2名、看護師のパート2名となり、大まかな採用方針も決まりました。

飲食店の場合

まず、店長を誰にするか決めて店長同席のもと他のメンバーの採用を決めます。アルバイト3名は絶対確保します。できれば4名確保したいが開業時期をにらみ見切り発車可とします。アルバイト4名確保まで採用活動は継続する方針を決定しました。

このような組織図を作成すると要員計画のイメージができ、常勤・非常勤の別も含めてどのような人を何人いつまでに採用すれば良いかも自ずとわかってきます。採用は比較的自由ですが、解雇(辞めてもらうこと)は極めて困難です。採用前に要員計画を立て、いざ雇ってみてからこんなはずじゃ無かった(辞めてもらいたい)とはならないようにしてください。

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コンパッソ社会保険労務士法人 社会保険労務士 田中穣

 

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