「社会保険被保険者報酬月額算定基礎届」に関する調査について

 この度の東日本大震災からの1日も早い復興を心よりお祈り申しあげるとともに、コンパッソグループも全力でご支援致します。

年金事務所による「社会保険被保険者報酬月額算定基礎届」(以下、「算定基礎届」※)に関する調査が、今年から再開されました。
ここ数年は、年金記録問題へ集中対応していたためか、「算定基礎届」に関する調査はしばらく実施されていなかったので、久々の調査となります。
今回の調査は「医療業・保健衛生業」を中心に、社会保険適用事業所全体のおよそ1/6が調査対象になりました。反対に言えば、今後は6年に1度、調査対象になることが予想されます。調査期間は「昨年7月から今年6月まで」の1年間ですから、調査依頼が届いてからの対応では間に合いません。 そのため、しっかりとした事前の準備が必要です。
   ※「算定基礎届」とは、社会保険料を算定するための届出書で、4月、5月、6月の平均的な賃金額を算出し、
     保険料の基礎となる「標準報酬月額」を決定します。例年、7月10日までに事業所管轄の年金事務所へ提出します。

●調査の流れ
 調査対象となった事業所には「算定基礎届」の封筒に調査の案内文書が同封されています。調査の案内文書には指定日時が記載されていますので、下記の書類を持参の上、指定場所(主に管轄の年金事務所)へ赴きます
調査時間は概ね30分ですが、どうしても日時の都合が付かない場合には、郵送等でも受け付けています。

●持参書類(主なもの)
1.算定基礎届
2.厚生年金保険70歳以上被用者算定基礎届
3.算定基礎届総括表
4.算定基礎届総括表附表(雇用に関する調査票)
5.賃金台帳、出勤簿等(1年分)
6.源泉所得税領収書(1年分)

●調査内容
被保険者の加入もれ、または喪失もれがないか」、「算定基礎届が正しく記入されているか」、「資格取得時の予定支払額と実際支払額が大きく異なっていないか」、「賞与支払届が適正に提出されているか」等を入念にチェックされます。
担当者によっては、源泉所得税領収書の金額と賃金台帳の合計が合っているか、1時間以上かけて確認される場合もあります。
仮に社会保険の加入もれが発覚した場合、加入すべき時点に遡って(最大2年)、社会保険に加入しなければなりません。特に、社会保険への遡及加入は事務が繁雑で、かつ多額の費用(参考:賃金250,000円の社員1人が2年遡及して社会保険に加入した場合 → 社会保険料納付額:約160万円(労使折半))を要する場合が多いので、そのような事は絶対にないよう、日頃のしっかりとした労務管理が重要です。

ご相談は、コンパッソ社会保険労務士法人(044-733-1122) までお気軽にどうぞ

コンパッソ社会保険労務士法人 都筑正之

 

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