忙しいのに利益が出ない? その1

最近はお客さんも増えて忙しい、利益も出ているはずだし、お金もたくさん残るはずなのに…でも手許にお金がなぜか残らない…そんなはずはない…!なぜ!?
そのようなお悩みを抱えていらっしゃる経営者の皆様も少なからずいらっしゃるのではないのでしょうか?
目まぐるしく変わる経営環境の中では、様々な要素が絡み合い、経営の実態が見えづらくなります。そのような中で現状を把握するにはどうすればよいか?意外にもそれは単純なことだったのです。

今回から2回に分けて、例を交えながら利益の出し方を考えてみたいと思います。

例は、コンパッソ国で事業を営む机屋さん。
「机」を10,000CPで仕入れて、〇〇〇CPで□□□個販売する。店舗の家賃は月々100,000CPで、販売員の給与は200,000CP/月かかる予定。
※CPはコンパッソ国の通貨単位です。

机屋さんがトントンになるためには?
経営には未知なる要素がつきものです。
今回の例では、〇〇〇CPと□□□個が未知数であり、店舗の家賃と販売員の給与が決まっています。
例えば、販売価格(〇〇〇CP)=12,000CPとすると、利益がマイナスにならないために月々に最低限必要な販売数□□□はいくつでしょうか?

(12,000CP/個-10,000CP/個)× □□□個-家賃100,000CP-人件費200,000CP ≧ 0

□□□は150(個)以上となります。
つまり、机を150個以上売らなければ家賃と人件費は賄えないということになります。基本的なことではありますが、とても重要なことです。
 
事業規模の拡大や事業の多角化、周辺環境の変化等、経営を取り巻く環境が複雑になればなるほど、実はこの「基本」が遠ざかってしまうことがあります。経営者の皆様におかれましては、この「基本」を「感覚」として身につけていらっしゃることも多いかと思います。
信じ難いことではありますが、経営に影響を与える要素が多い中では、「感覚」と「事実」がずれることも珍しくはありません。

上記の例で言うと、机を150個以上売らなければいけないという事実。
これを常に把握しておくことで、「感覚」と「事実」の乖離を修正できます。

次回に続きます。

渋谷事務所 川上大輔

 

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