太陽光発電を考える

 この度の東日本大震災からの1日も早い復興を心よりお祈り申しあげるとともに、コンパッソグループも全力でご支援致します。

3.11の大震災をきっかけに、原子力発電に頼らない自然エネルギーの活用が俄然注目を浴びてきた。
特に、太陽光発電、風力発電、地熱発電については、マスメディアでも多く取り上げられ、周知のとおりだと思う。原子力エネルギーからこれらの自然エネルギーに早く移行できたらと誰でも思うことだろう。
そこで日経ビジネス7月11日号の「主な再生可能エネルギーの特徴」を掲載してみたのでご覧いただきたい。

上記表のとおり、利点がある一方、欠点・阻害要因もあり、スムーズにはなかなか進まない現状だ。風車や太陽光パネル、地熱発電装置を設置する場所の問題や、送電網につなぎ込む系統連係の問題等、一つ一つ取り除かなければならないそうで、国の方向性をいち早く表明し、有効な政策を打ち出してもらいたい。

国の施策がはっきりしない一方、民間ではいろいろと動きが出始めている。
6月の株主総会でソフトバンクの孫正義社長が、メガソーラービジネスに参入すると発表した。全量を高値で一定期間買い取る「固定価格買取制度」の導入を民主党政権が検討しているからだと言われる。
電気に対する興味はゼロだった」と言う孫社長が乗り出すので、採算ありと踏んでのことだろう。今後の成り行きに注目したい。

個人住宅向けの太陽光発電は設置数が伸びているそうだ。国や自治体の補助金や電力の売電等の消費者メリットがあるが、これに、設置コストの低下、蓄電装置の安価化が進めば、更に各家庭での太陽光発電が普及するのではないだろうか。

マンションやアパートでの設置は、徐々にではあるが増えてきているようだ。あまり進まない理由としては、屋上に設置し売電した場合、設置量に比べ、各戸に分配できるだけの発電量を得ることが出来ないそうだ。特に高層マンションではこれが顕著になる。
逆に低層マンションでは、戸数が少なくなるため、各戸のメリットも増えてくることになる。現に最近では、屋根全体に太陽光パネルを設置した新築の低層マンションやアパートが出始めてきた。高層化の傾向があったマンションだが、先の地震による高層化離れや周辺地域との日照権の問題等を考えるに、低層化に付加価値をつける物件は、今後おもしろいと感じる。
また、マンションやアパートの各戸ベランダに設置する太陽光パネルもあるそうなので、興味がある方は参考にしてもらいたい。

最近のニュースとして、鹿児島県の工業団地で各工場の屋根に太陽光パネルを設置し、団地ぐるみで発電・売電するメガソーラー計画が発表された。
工場内の企業、地元企業、金融機関に加え、最終的には自治体も巻き込んでの大きな流れになるようだ。
企業単独での太陽光パネル設置は耳にするが、工業団地での設置は珍しい。今後各地でも広がっていきそうだと感じる。

日本は太陽電池の開発で長らく世界をリードしてきたものの、今や導入量では後進国と言わざる得ない状況」とのことで、導入量でも世界の先端を進むことを願うばかりだ。

出典:『日経ビジネス7月11日号』

代表社員税理士 内川清雄

 

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