勉強会に1万円払うなら

著書「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」では、会社組織のなかで働くとはどういう事かを語っています。

効率よくプロフェッショナルに仕事をこなす、仕事の出来る人間をめざし、ビジネス書を読み、朝活(あさかつ)と呼ばれる早朝勉強会に参加する20代の若者が増えているそうです。
どんな会社でも通用する「20代の働き方」。それは、当たり前のことを当たり前にやることと解っているのに、自分のやりたいことを今すぐやらなければ意味が無い、成長できないと信じ込んでしまっているとのことです。
やりたいことを20代で決めつけるのは「もったいない」。
今にこだわらなければ、自分の可能性が見えてくるし、活躍の場が広がるのではないでしょうか?

著者は「ビジネス書の姿を借りた自己啓発書なんて読むな。」と断じています。
毎日来る営業マンが最後に勝つ理由と思われる事で、D・カーネギーは著書「人を動かす」のなかで、「犬に学べ」と述べています。魂胆や下心があるときだけ近づいてくる人は嫌われ、飼い犬のように毎日誠実な関心を寄せてくる人は好感を持たれる、と。
一所懸命に頑張っている若者には応援したくなります。そんな「かわいげ力」を身につけると、たとえ結果が十分でなくとも、次に期待し、活躍の場を与えたくなります。
そう思うのが、先輩であり、上司です。
仕事が残っているのに、先輩からのみに誘われたら、とりあえず誘いに乗り、ちょっとやり残していることがあるのでと中座する方が、簡単に断るよりも「かわいげ力」があるのではと感じます。

仕事がつまらない」のはあなたのせいではないですか?
あなたは、煉瓦職人の話を聞いたことはありますか?
  小さな子供が3人の職人に「おじさんたちは何をしているの」と尋ねます。
  職人の1人は「見れば解るだろ 煉瓦を運んでいるんだ」といいます。
  2人目の職人は「あの丘に煉瓦を運び、壁を作るんだよ」といいます。
  最後の職人は「僕はあの丘の上に城を造っているんだ」といいます。
ドラッカーは「知的労働の生産性を図る場合にまず問うべきは『何が目的か。何を実現しようとしているのか。何故それを行うか』が大事である」と述べています。
あなたの仕事はなんですか?
「作業」と「仕事」の違いは何ですか?
もう一度考えてみることをおすすめします。

キャリアアップや自己啓発だけでなく、組織人としての自覚を持ち先輩や上司から真摯に学び長期的視野で会社や社会そして自分の働く理由について考えれば、必ず人は成長することが出来るということを投げかける一冊です。

出典:光文社新書「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」前川 孝雄著

川崎事務所 高橋操

 

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