ジュニアNISA

ジュニアNISAとは、未成年者のためのNISA口座です。若年層への投資の裾野拡大などの観点から、ジュニアNISAが平成27年度の税制改正により創設されました。

具体的には、未成年者口座内において投資をした上場株式等の配当等及び譲渡益について非課税とする制度です。年間の投資額の上限は80万円となっており、親権者等が未成年者の代理で投資をし、18歳になるまで払い出しが制限されます。ジュニアNISAへの資金拠出を親権者等が行う場合でも、特に贈与税の非課税措置は設けられていませんので、年間110万円の贈与税の基礎控除額を考慮して行う必要があります。

口座の流れ
口座の流れを以下にまとめました。

1.未成年者口座
未成年者(口座を開設した年1月1日において20歳未満である者又はその年中に出生した者)が特例を受けるため、金融商品取引業者等との間で締結した未成年者口座管理契約に基づき、平成28年~平成35年の間に開設した口座をいいます。
この未成年者口座の中に「非課税管理勘定」と「継続管理勘定」を設け、その区分ごとに次に揚げる期間内に支払を受けた上場株式等の配当等及び譲渡益は非課税となります。

  (1)非課税管理勘定
     非課税管理勘定を設けた日から同日の属する年の1月1日以後、5年を経過する日までの期間。
     平成28年(4月以降)~平成35年の各年(1月1日において20歳未満である年及び出生した日の属する年)に設けることができ、
     毎年80万円を上限に、新たに取得した上場株式等を受け入れることができます。

  (2)継続管理勘定
     継続管理勘定を設けた日からその未成年者口座を開設した者がその年1月1日において20歳である年の前年12月31日までの期間。
     平成36年~平成40年の各年(1月1日において20歳未満である年)に設けることができ、毎年80万円を上限に、非課税管理勘定から
     移管される上場株式等を受け入れることができます。

2.課税未成年者口座
未成年者口座と同時に設けられる特定口座、預貯金口座又は預り金の管理口座をいいます。上場株式等の配当等又は譲渡対価は、受領後直ちにこの課税未成年者口座に預け入れをしなければなりません。

<ジュニアNISAの活用方法は?>
1.祖父母から孫への贈与
祖父母からの贈与税の非課税枠を利用した資金拠出により、ジュニアNISAを開始します。資金拠出を行った祖父母が運用管理者となることもできますが、父母が運用管理者となることもできます。孫が18歳になれば払い出しが可能になります。

2.父母から子への贈与
父母からの贈与税の非課税枠を利用した資金拠出により、ジュニアNISAを開始します。父母が運用管理者となりますが、父母から子への投資教育の一環としてジュニアNISAを利用します。子が成人した以降は子が資産の運用を引き継ぎます。

ジュニアNISAでの投資経験を通して、若年層の投資への理解を深め、又、ジュニアNISAが利用されることにより経済の活性化につながることが期待されます。

千葉流山事務所 金子真奈美

 

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