鳥インフルエンザに御用心

例年よりも早くインフルエンザが全国的に流行期に入ったと厚生労働省から発表がありました。ところでもう一つのインフルエンザ、鳥インフルエンザの発生状況にも注意が必要です。

インフルエンザの原因となるウイルスには様々な種類がありますが、自然界においてはヒトを含む哺乳類や鳥類に分布しています。ただし、カモ類のような水禽類の多くは保有しているものの症状は出ません。
鳥インフルエンザとは、この鳥インフルエンザウイルスを原因として主に鳥類の間で流行するインフルエンザのことで、このウイルスは人にも感染する可能性があります。

野生の鳥類との何らかの接触によりニワトリやアヒルといった家禽類に感染、発症した場合、時に強毒性を示し、この場合高病原性鳥インフルエンザと呼ばれます。鳥インフルエンザが家禽飼育農場で発生した場合、その地域一体での大流行にもつながりかねないため、高病原性鳥インフルエンザであれば家畜伝染病に規定され、発生農場等の家禽の殺処分、農場の消毒が必要となります。
ウイルスは変異することにより鳥類に感染するタイプのものが、他の動物にも感染するようになることがあります。鳥インフルエンザがヒトへ感染した場合、過去には死亡例もあるほか、病状や治療法も十分に解明されていないのが現状です。

季節的に流行するヒトインフルエンザウイルスと、鳥インフルエンザウイルスの感染がブタやヒトの呼吸器で同時に起こると、これらの体内で遺伝子の組み換えが起こる可能性が高く、ヒトからヒトに効率的に感染を起こす新型インフルエンザの原因ウイルスとなる可能性があります。

ひとたび新型インフルエンザが発生した場合、その感染力や病毒性は予測することはできず、ほとんどの人が免疫を持っていないことから、急速に感染が拡大する可能性があります。都市部への人口集中、高度に発達した高速大量交通システムなどにより、短期間で地球全体に蔓延する可能性もあります。そのようなパンデミック(世界的な大流行)が起きた場合には多数の重症患者の発生や死を招く可能性も否定できません。
そのためにも鳥インフルエンザの発生には十分な警戒が必要なのです。

出典:東京都感染症情報センターHP
    厚生労働省HP

東京練馬事務所 谷野文則

 


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