認知症サポーター

皆さんは認知症サポーターをご存知ですか。

銀行の窓口で、「自分の通帳の色が前と変わって、残高も変わっている」と訴えるお年寄りがいらっしゃいました。職員は、「このビニールケースに入れると色が変わって見えますよ」「この日に電気の引落がありましたね」と、微笑みながら答えていました。お年寄りは納得し、にこやかに帰って行かれた後、「わたしたちは全員、認知症サポーターです」という貼紙に気付きました。

厚生労働省が発表した「認知症有病率等調査」によると、65歳以上の認知症の有病率は15%、全国の認知症高齢者数は約462万人と推計されています。また予備軍も約400万人いるといわれています。
団塊の世代(1947~49年頃に生まれた世代)が65歳以上になる今年、認知症はますます身近な病気になるといえます。

認知症サポーターは、なにか特別なことをやる人ではありません。講座を通じて認知症についての正しい知識を習得し、「自分のできる範囲で認知症の人や家族を応援していくサポーター」です。

たとえば、友人や家族に、講座で学んだ知識を伝えていくことや、認知症の人や家族の気持ちを理解するよう努める、といったことも、サポーターにできる支援のひとつです。その他にも商店・交通機関等、自らの働く場で、できる範囲で手助けをするなど、いろいろなかかわり方があります。
講師役である「キャラバン・メイト」が、地域や職域団体等を対象に、認知症の正しい知識や、認知症の方とのつきあい方についての講義を行う住民講座・ミニ学習会などのことを、「認知症サポーター養成講座」と呼びます。認知症サポーター養成講座は、都道府県・市町村等の自治体や職域団体・企業、町会・自治会等と「キャラバン・メイト」で行われ、養成講座を受講した人が、「認知症サポーター」となります。

認知症サポーターの育成は、厚生労働省が実施する「認知症サポーター100万人キャラバン」における主な取り組みであり、これにより「認知症になっても安心して暮らせるまち」の実現を目指しています。
100万人を目指して始まったキャラバンは発足して8年、平成25年末には、475万4272人になっています。

それぞれの区市町村の高齢福祉主管課で開催される住民向けの認知症サポーター養成講座を修了すると、認知症を支援するサポーターの「目印」として、オレンジ色のブレスレット「オレンジリング」が渡されるそうです。
あなたも講座を受講し認知症サポーターの一員になってみませんか。

千葉旭事務所 大木幸子

 

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