図書館を有効利用していますか?

あなたは図書館を有効利用していますか?
私は納めた税金を少しでも活用しようと考え、自転車で図書館に通っています。私にとってそれは、ウィンドウショッピングと同じく、好奇心の源・知識の吸収に役立つ行動のようです。
先日、「伊能図大全」全7巻の展示の脇に「伊能忠敬 日本を測量した男」の文庫本を見つけ、借りてきました。隠居後に精進し、日本の正確な地図を作製したあの伊能忠敬です。
今回はその著書の中から、いくつかご紹介したいと思います。

人が行動する時に、世の中には壁が立ちはだかります。それは次の3つだそうです。
   物の壁
   仕組みの壁
   心の壁

傾きかかった佐原(現・香取市)の名家に養子に入って稼業を立派に建て直し、自分の暮らしは引き締めても、地域のためには大金を投げ出すなど果敢に「壁に挑戦」していったのです。忠敬のやったことは、現在のことばを使えば“リストラクチャリング”。

   1.次々状況が様変わりするにつれて、客のニーズも変わってくる
   2.そのニーズは、特にもっと拡大してほしいもの、あるいは新しく湧いてきたものの二つがある
   3.そうであれば経営体としては、ある仕事については拡大再生産し、あるいは新規事業を興すことが必要になる
   4.それらのことを実行するには資金が不足する
   5.そこで、思い切った倹約を行い資金を留保する。その資金で思い切った設備投資をし、また、人を付け予算も付ける
   6.そうなると、組織の改革・人事異動や仕事の持ち替えが行われる
   7.(人間というのは保守的な面があって)自分のこととなると反対する傾向が強い、よくいうところの総論賛成・各論反対
   8.こういう組織人を、どう説得し・納得させて・新しい経営方法に協力させるかが、本当のリストラクチャリング

著者の童門冬二さんは、

   9.そして何よりも大切なのは、はじめ反対した者や対立した者も結果的には納得させ、一人の積み残しや置いてけぼりもなく、みんなが気を揃えて
     一緒に手をつないで歩いていくことが大事だ

とし、「人間の努力には限りがない。相手を頭から決めつけてはいけない。異(意)見がある者からは素直に聞くべきだし、なかなか口に出せない者に対しては、こちらから水を向けてそれを引き出すように努力すべきだ」と、忠敬の生い立ちから、汗と脂と血の滲むような年月の積み重ねを綴っています。 そして、「千里の道も、一歩進むことから踏破する」行動には、次の3K『経済(カネ)』『健康』『心(精神力)』がいると結んでいます。

読みたいなあと思い購入した本が、「積ん読」になる傾向にあります。図書館から借りてきた本は2週間後には返却しなければなりません。期限近くに慌てて読む場合もありますが、これこそ効用なのかもしれません。

出典:河出文庫「伊能忠敬 日本を測量した男」童門 冬二著

社員税理士 木村勇雄

 

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