予防接種を受けていますか?

2008年、国内で麻しん(はしか)患者が1万人を超える大流行となったのを覚えていらっしゃいますか。その後、患者数は一時期減少傾向となりましたが、2016年8月に入り患者報告が急増、輸入症例報告も絶えず、2015年の1年間の患者数を上回ったと、国立感染症研究所より発表がありました。今後、感染を拡大させないためにも、自らを守る手段として予防接種は有効だと考えられます。

予防接種には、定期接種と任意接種があります。
   定期接種とは・・・国や自治体が乳幼児に接種を強く勧めていて、対象年齢内なら公費(一部で自己負担有り)で受けられます。
   任意接種とは・・・接種するかどうかは受ける側の自由で、基本的に費用は自己負担となります。定期接種でも対象年齢外なら任意扱いとなります。
               ただし、予防接種の種類や補助内容については、各市区町村で異なりますので、ご確認下さい。

では、主なワクチンの種類をご紹介します。

定期接種(ワクチン名:予防できる感染症)
   ○Hib(ヒブ)ワクチン : Hib感染症
   ○小児用肺炎球菌ワクチン : 小児の肺炎球菌感染症
   ○四種混合ワクチン : ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ
   ○BCG : 結核
   ○MR(麻しん・風しん混合)ワクチン : 麻しん・風しん
   ○水痘(みずぼうそう)ワクチン : 水痘(みずぼうそう)
   ○日本脳炎ワクチン : 日本脳炎
   ○HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン : HPV感染症(子宮頸がん)
   ○インフルエンザワクチン : インフルエンザ ※特定の高齢者が対象
   ○成人用肺炎球菌ワクチン : 成人の肺炎球菌感染症 ※特定の高齢者が対象

任意接種(ワクチン名:予防できる感染症)
   ○B型肝炎ワクチン : B型肝炎
   ○ロタウイルスワクチン : 感染性胃腸炎(ロタウイルス)
   ○おたふくかぜワクチン : おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)
   ○インフルエンザワクチン : インフルエンザ
   ○A型肝炎ワクチン : A型肝炎
   ○髄膜炎菌ワクチン : 髄膜炎菌感染症

現在、定期接種である水痘(みずぼうそう)ワクチンは、2014年10月より正式に定期接種となりました。他にも2016年2月5日、厚生労働省より任意接種であるB型肝炎ワクチンが、2016年10月から予防接種法に基づき原則無料の定期接種となる事が発表されました。公費の対象は2016年4月以降に出生した0歳児です。定期接種化に伴い、接種率の向上が期待される事でしょう。

予防接種は、子供が受けるものと思いがちですが、大人でも受けておいた方が安心です。定期接種の対象年齢外となり、任意接種で受ける事となりますが、任意接種だからといって、決して受ける必要がないワクチンではありません。せっかくワクチンで予防できるのですから、定期・任意に関わらず、接種を検討してみてはいかがでしょうか。

また、皆さんの職場で出来る対策としましては、
   1.感染症に罹った場合は、無理をせず休める環境作り
   2.感染源・感染経路・予防法など、正しい知識を身に付ける
   3.普段からの予防と、発生した場合の迅速な対応
などが挙げられています。まず、出来る事から始めて、社員一人一人が健康で、安心して働ける職場環境を作る事が大切です。

出典:厚生労働省HP
    国立感染症研究所HP

川崎事務所 大内瞳