ペットの効用と犬税について

貴方はペットを飼われていますか?また、飼いたいと思っていますか?
犬猫を飼っている人にとってペットは、「生活に喜びを与えてくる大切な存在」、「健康面や精神面及び人間関係をつなぐコミュニケーションにおいても重要な存在」であり、ペットを飼う前と比べて、情緒面、人間関係、健康など様々な効用があることが証明されています。例えば、テレビのCMで放送されている先輩住人のゴールデン・レトリバーと人間の赤ちゃんが家族になっていくユーモラスで微笑ましい映像に気持ちが和む人も多いのではないでしょうか?

平成27年の全国犬猫飼育実態調査では、推計1,971万1千頭(犬:991万7千頭、猫:987万4千頭)という結果がでました。猫の飼育頭数は横ばいですが、犬の飼育頭数は減少傾向にあるそうです。ちなみに1世帯の平均飼育頭数は、犬:1.24頭、猫:1.77頭でした。
年代別での飼育状況は、50才代の飼育率が最も高く、次いで60才代、最も低い結果は、70才代でした。

ペットも人間と同様、住環境、食事、医療が改善され寿命が延びています。犬全体の平均寿命は14.85歳で、超小型犬、小型犬の寿命が長いと言われています。猫全体の平均寿命は15.75歳ですが、室内猫の平均寿命と家の外に出る猫の平均寿命に大きな差が出たそうです。

今後の飼育意向は、犬が23.2%(前年23.6%)、猫が16%(前年15.6%)で犬は減少、猫は増加の結果が出ています。阻害要因として『集合住宅に住んでいて禁止されている』、『十分に世話が出来ない』、『別れがつらい』、『お金がかかる』が上位を占めています。

『お金がかかる』の裏付けとして、平成27年1ヶ月当たりの支出総額(医療費等含む)は、犬が7,841円、猫5,087円でした。

日本では過去に「犬税」の徴収制度がありました。現在もドイツをはじめEU数カ国で実施されています。
日本での「犬税」は明治時代以降に始まり、当時約2700の自治体で府県税として「犬税」が徴収されていましたが、昭和57年に消滅しました。

犬税」は、自治体毎に課税方法が異なり、多くの自治体では犬一頭について一律の税額を課す制度でしたが、飼育地域や飼育目的で課税の可否と税率を決めている自治体もありました。例えば京都府と群馬県では、特定の犬種に対して高い税率を設定していました。

では、どの犬種を飼育すると高い税率が掛けられていたのでしょうか?
(1)柴犬
(2)スピッツ
(3)狆(ちん)
(4)セントバーナード

答えは、(3)の狆(ちん)です。
狆は、日本原産の小型犬で近世から盛んに上流階級や花柳界で飼育されていました。愛玩犬の代表格だったことで標的にされたようです。

他にも高知では「闘犬」、宮城、秋田等では「猟犬」など飼育目的で税率を分けていました。なぜ、犬にだけ税金をかけたのか疑問が残りますが、それだけ犬が人間の生活に重要な存在だったからではないかと思います。

我が家にも、12歳になるゴールデン・レトリバーが2頭います。朝夕の散歩、食事の準備、病気やケガの予防や治療等々大変な事もあります。雄の大型犬2頭なので先に書いた費用より高くかかっていますが、それ以上の効用があり、彼らの存在が私達家族に癒しをもたらしてくれます。

最後にドイツでは犬猫の殺処分が0件です。日本でも今後不幸なペットが出ないように人間が責任を持って飼育をしていかなければいけないと思います。

出典:一般社団法人ペットフード協会「平成27年全国犬猫飼育実態調査結果」
    月刊社長のミカタ2016年6月号

千葉流山事務所 吉田和美

 

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