
ガンを防ぐ食事のとり方
日本人の死因の一位はガンです。平成24年にガンで亡くなった方は361,000人と全体1,241,000人のうち約29%でした(厚労省公表による)。これだけ医学が進んでもガン患者は減りません。ガンを防ぐ方法として食事のとり方を見直してみませんか?
そこで今回は、石原結實医学博士の著書から、ガンを防ぐ食事のとり方についてご紹介したいと思います。
戦後、日本人の食生活は欧米化して、肉、卵、牛乳、バターなど高脂肪、高タンパクの食生活になり、穀類やイモ類の摂取が激減しました。この結果、肺、大腸、乳、すい蔵、腎臓などの欧米型のガンが増えています。また、過食も血液中に老廃物や過剰栄養物を作り血液を汚して、ガンにかかる危険性を高めるとされています。
<ガンを防ぐ5つの食べ方>
1.少食にすること
自然治癒力は食欲を抑え、これ以上体内と血液内の老廃物を増やさないようにする。
2.よく噛むこと
ひと口で30回以上噛むと唾液が出る。唾液は30秒で発ガン物質の毒性を消す。
3.食物繊維を十分にとる
食物繊維は腸の中の老廃物や余剰物を大便の中に捨ててくれる。
4.ビタミンA、C、Eを十分にとる
ビタミンA、C、Eは抗酸化作用により、ガンの元凶とされる活性化酸素を除去する。
5.体を温める食物を食べる
体温が1度が下がると免疫力は30%以上低下するし、ガン細胞が増殖しやすくなる。体を温めると免疫力がUPする。
<ガンを防ぐ5大食材>
1.穀物
玄米、ゴマ
2.野菜
ニンジン、キャベツ、生姜
3.くだもの
リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーン
4.発酵食品
ヨーグルト、チーズ、味噌、納豆、漬物、梅干し
5.海産物
海藻、魚、エビ、カニ、イカ、タコ、貝、カキ
<お薦めの理想的な食事>
(朝食)ニンジン・リンゴジュース(その都度ジューサーでつくる)、生姜紅茶
(昼食)そば(ワカメ、とろろなど)
(夕食)前記の5大食材を中心に、腹八分目の量で、アルコールは2合ぐらいまで
人により、効果は違います。ガンの治療法は食事だけではありません。ガンになりにくい体をつくるために、一つのヒントにしていただければ幸いです。
出典:青春出版社「ガンを防ぐ!再発させない!食べ物、食べ方」石原 結實医学博士著