なぜ?身体を柔らかにしなければならないのか

どうして身体を柔らかにしなければならないのか、あるいは、した方がいいのか。そのヒントは、「血流」です。
血流」は人間の健康、元気に大いに関係しています。

人間は物質的には「細胞」により構成されています。細胞の塊です。人間の体は、細胞が集まったもの。会社に例えますと、自分がいて、同僚が或いは先輩後輩がいる、何人かの社員でセクションを作る、セクションが集まって役割というそれぞれの機能を担って一つの会社を作っています。
その細胞数は、人体1kg当り概ね1兆個と言われています。40kg小人ですと40兆個であり、人間は成長過程では細胞を増やします。成人して大人は平均60kgで60兆個になるそうです。

生物は、細胞分裂をして成長し生存して行きます。1個が2個に分かれて増加し、一個ずつが大きくなります。これが「成長」です。新しく生まれる細胞もあれば死んでゆく細胞もあります。細胞の死と再生です。これを「新陳代謝」といいます。1分間で3万個、1日で5千億個死んでゆき、それとほぼ同等の、若しくはそれ以上の細胞が新しく生まれ、あるいは再生しています。

増えることは新しく生まれること、そして大きくなる、そこにはエネルギーが必要となります。エネルギーのもととなる栄養とその栄養をエネルギーに変えるための酸素が必要となります。
血液は「血管」を通って全身の各細胞に3つのものを運び込み、そして、不要となった老廃物を運び出しています。3つのものとは、
  1.栄養
  2.酸素
  3.白血球(ウイルス退治)
です。その血液の流れを血流といいます。栄養素が酸素と結合することによりエネルギーとなります。従って、血流が悪化すると、身体が必要とするすべての栄養素と酸素が正しく運搬されてこないことからエネルギーが欠乏します。そのエネルギー供給不足と加えて老廃物、二酸化炭素が体外に排出できずに、不要なものが体内に滞留します。それらが身体のだるさとなり、倦怠感といった疲労の大きな原因の一つとなり、病気になり易くなります。

血液が通る道が血管です。血管の種類には動脈と静脈があり、動脈と静脈の間に「毛細血管」があり、この毛細血管が各細胞に血液を供給しています。全身の毛細血管を合わせるとその長さは、約地球の2周半、10万キロメーターとなり、そして血液は全身を「1分」で一巡しています。このことから、血流が即健康と言うことがよく認識されます。そして毛細血管は筋肉にはさまれています。従って筋肉が硬直すると血管が圧迫され血流を阻害します。

血流を良くする方法が2つあります。
  1.血液の質を良くすることです。ドロドロをサラサラにすることです。
  2.血管を太くすることです。狭くしないことです。血管が筋肉に潰されないことです。
筋肉が硬くなると血管を圧迫します、押しつぶします。筋肉の収縮と弛緩は血管の直径を増減させて血流量を調節し、血液を全身の血管に押し出しています。筋肉が強い力を発生するとき筋肉内部の圧力が高まり血液が絞り出されます。逆に、力をゆるめると筋肉のなかに一気に血流が流れ込みます。このように、筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことでポンプのような働きをし、血液の循環を助けています。

ところで、筋肉は運動不足と加齢により萎縮して行き、硬化します。そこで、筋肉の収縮と弛緩という働きを維持するために筋肉を柔軟にしておくことが求められます。これにはストレッチ体操が最も有効です。
ストレッチ体操の中でもたった4つの体操で構成されている「真向法」は自宅でも気軽にできるので私も愛用しています。
また、脳の重さは人体全体の2%ですが、酸素の消費量は20%だそうです。血量が悪化すると脳細胞の働きも低下するわけです。首から下の身体を柔軟にしておくと頭脳の機能も活性化されます。体は楽になり頭はよくなります。「血の巡りがいい」と言うことです。

野球のイチローが成功した秘訣は、自分が使う道具のみならず、自己の身体をも大事にし、自ら毎日手入れをしていたことだと思います。人間の究極の道具は心身です。身体の手入れを怠りなく行い、心を安定させて、心身を鍛錬することが成功に導きます。人間の心も体も、手入れをしないと、萎縮して硬くなり本来の用を果たさなくなります。日々の手入れが元気の源です。イチローも言っています。
プロ野球の選手は怪我をしてから治す人がほとんどです。しかし、大切なのは怪我しないように普段から調整することです。怪我をしてからでは遅いのです。
小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。(イチロー名言集より)

(参考)血液をサラサラにする食材は、「おさかなすきやね」です。     
  オ  お茶
  サ  魚
  カ  海藻類
  ナ  納豆
  ス  酢
  キ  きのこ類
  ヤ  野菜
  ネ  ネギ類

社員税理士 児島昭英

 

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