がんイコール「死」!?

最近、芸能界で報道番組キャスター・女優・タレントなど、若くしてがんを患って亡くなった方や闘病中の方の報道が続いています。これだけ報道が続くと、がんとは恐ろしい病気なのだと改めて感じてしまいます。でも、心のどこかで「まさか自分には…」という気持ちはありませんか?

1981年以来、がんは日本人の死因第1位。国民の3人に1人の死因となっており、国民病の一つとなっています。その上、2人に1人が生涯において一度は、がんに罹るであろうと推計されています。がんは、誰でも罹る可能性のある病気なのです。しかし、これまでの研究から、がんのリスクを高める生活習慣・生活環境・その他環境諸因子が明らかになってきており、がん予防法もより具体的に提案されるようになりました。
1978年より、公益財団法人がん研究振興財団が「がん予防の12箇条」を公開していましたが、2011年に国立がん研究センターがん予防・検診研究センターがまとめた「がんを防ぐための新12か条」が、がん研究振興財団より発表されました。その「がんを防ぐための新12か条」を、ご紹介したいと思います。

 1条  たばこは吸わない
 2条  他人のたばこの煙をできるだけ避ける
 3条  お酒はほどほどに
 4条  バランスのとれた食生活を
 5条  塩辛い食品は控えめに
 6条  野菜や果物は不足にならないように
 7条  適度に運動
 8条  適切な体重維持
 9条  ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条  定期的ながん検診を
11条  身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
12条  正しいがん情報でがんを知ることから

大きな改訂点として挙げられるのが、禁煙を受動喫煙と合わせて2項目にわたって最初に置いたこと、早期受診と検診による早期発見を掲げたこと、さらに正しいがん情報でがんを知ることを加えた点です。
日本人のためのがん予防法として、「毎日食べる物」「毎日すること」に偏りがないか習慣を点検して、あれば改善し、慣らして継続するという地道な努力を、ストレスにならない範囲で工夫するのが、基本的な考え方との事です。

上記の新12か条を、完璧にクリアする事は難しいことだと思います。しかし、がんは、多数の要因が複雑に重なり合い、長い時間を経て発症する病気です。絶対にがんには罹らないという方法は、現段階では存在しませんが、がんは今、治る病気になりつつあります。がんイコール「死」という考え方は捨て、日々の生活を見直すことにより、少しでもがんリスクを低下させる事が出来るのなら、まず、今できる生活習慣改善を考えてみてはいかがでしょうか。

出典:公益財団法人がん研究振興財団「がんを防ぐための新12か条」
    公益財団法人日本対がん協会「がん・検診について がんを防ぐための新12か条」

川崎事務所 大内瞳

 

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