お金持ちはかっこいい?

 皆さんはお金持ちをかっこいいと思いますか?

 とある調査で小学生から高校生に「お金持ちはかっこいいと思うか」という質問をしたところ、全ての学年で半数以上が「そう思わない」と答えています。かっこいいと思うと答えた割合はわずか20%前後でした。
 日本ではお金持ちは良いイメージがないようです

 一方、アメリカではお金持ちはある種ヒーローの様なイメージで、それは、高所得者は高額な税金や寄付金を支払っており、それによって低所得者の支援になっているということにあるようです。つまり、お金持ちは他の人を助ける社会的義務があるという考え方です。ハリウッドスターの慈善活動や寄付活動が大きくとりあげられるのもこういった考え方を象徴しているのでしょうか。

 では、なぜ日本はお金持ちがかっこいいと思われないのでしょうか。それは、日本とアメリカのお金についての教育の違いにあるように思います。
 アメリカでは学生に対するお金の教育が進んでおり、税金がどう発生するのか、納めた税金がどのようにして使われているのか教育されるそうです。
 ビザ・ワールドワイドが行った調査によりますと、小・中・高のいずれかで金融教育を受けた経験があると答えた学生は、日本が39.7%に対し、アメリカの学生は72.2%でした。
 この結果からも、アメリカの金融教育の在り方が伺える気がします。

 日本でも以前は高額納税者を公示する制度がありましたが、犯罪に使用されるなどの問題から廃止になりました。芸能人でも高額納税している方はメディアで取り上げられるなどしていました。しかし、それに対する社会の反応は「高所得」という観点に向けられ、アメリカの様な「ヒーロー」的な見方はされていない様に思います。

 私たちの生活は私たちの税金で成り立っており、税金によって多くのサービスを受けています。「お金持ちになること=お金に執着している」というイメージから「お金持ちになること=社会の手助けができる」という考えに変わることができれば、もっと経済は活性化し、発展するのではないかと思います。
 そのためにはもっとお金に対する教育を積極的に行っていくべきではないかと思います。

 コンパッソ税理士法人は様々な税務に関するご相談をお受けしております。何かお困りごとがございましたらまずはご相談下さい。

参考:金融広報中央委員会(知るぽると)「子どもの暮らしとお金に関する調査」
   ビザ・ワールドワイド 2012,4,24 「金融教育および金融分野に関する情報や知識に関する意識や実態についての調査」

渋谷事務所 堀江恵美子

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