「伝える」を「伝わる」に!

仕事での会話、友人との会話でのこと・・・
  ・自分の言っていることが相手に伝わっているか?
  ・あるいは、自分の意図したものと全く違う形で伝わってしまっていないか?
  ・そもそも、自分の話を聞いてくれているのだろうか?
などの不安に駆られてしまうこと、皆様も経験しているのではないでしょうか。

「言ったかではなく伝わったかを確認しなさい!」と職場に貼ってあるポスターにも書いてあります。なるほど、自分の意見・想いを伝えるということは重要な作業だなと考えさせられてしまいます。だからなおさら、相手に伝わっているかどうか、気になってしまいます。
そんな時に、「伝え方が9割」という本が発売されていると帰りの電車の中吊り広告で知ってしまったら、そのまま本屋さんに行かないわけにはいきません。景品でもらった図書カード、ありがたく使わせていただきました!

この本の紹介を簡単にしますと、著者の佐々木圭一さんという方、コピーライターをされている人ですが、数々の賞を受賞するなど、この世界ではかなり有名な人のようです。
今でこそ、第一線で活躍されていますが、もともとは、自分を表現すること、文章を書くことが苦手だったようで、博報堂に入社後、コピーライターとして配属されても良いコピーを生みだすことが出来ず、苦しみ続けていたとのことです。ストレスで体重が1年間で10kgも増えてしまったそうです。
そんなある時に、伝え方にも技術があることを発見。そこから伝え方だけではなく、人生もがらりと変わったとのこと。その発見した技術がこの本に書き綴られています。

早速読んでみると・・・
まず、「ノー」を「イエス」に変える技術というものが紹介されていました。
  1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない。
  2.相手の頭の中を想像する。
  3.相手のメリットと一致するお願いをつくる。

どういうことかといいますと、デートに誘いたい人がいるとして、
1.自分の頭の中をそのまま言葉にしない。
  「デートして下さい」とストレートに伝えること。「イエス」か「ノー」かは50%といったところです。
  そこで、この50%の確率をより高くするために、
2.相手の頭の中を想像する。
  相手の好みは何か? 何が嫌いか? どんな性格か?など、ふだん相手は何を考えているのか、相手の頭の中を想像します。
  その結果、例えば「初めてのものが好き」「食べ物はイタリアンが好き」という情報を得ることが出来ました。そして、
3.相手のメリットと一致するお願いをつくる。
  「驚くほど旨いパスタの店があるんだけど、行かない?」と。相手の趣向を満たしてあげる誘い文句なので、「イエス」になる確率も高くなります。
この方法で言葉をつくると、「ノー」と言われていたものが「イエス」に、今まで実現しなかったものが実現するようになるということです。

特に、2.の「相手の頭の中を想像する」は相手に伝わるようにするためには重要な作業です。わかりにくい何かを伝えなくてはいけない時、相手が身近に感じるものを例え話にしてあげることも「相手の頭の中を想像する」ことになるのでしょう。

次に、相手に伝わるためには「強いコトバ」を生みだすことが必要で、そのための手法として以下のようなものがあります。以下、著者の言葉です。
1.サプライズ法
  「京都、行こう」→「そうだ!京都、行こう
2.ギャップ法
  「事件は現場で起きているんだ」→「事件は会議室で起きているんじゃない!現場で起きているんだ!
3.赤裸々法
  「あなたが好き」→「唇が震えるくらい、あなたが好き
  言葉に体温を感じさせ、詩人のようなニュアンスを作りだす手法。
4.リピート法
  読んで字の如く、同じ言葉を2度繰りかえすこと。
5.クライマックス法
  伝えたい言葉の前に、「ここだけの話ですが・・」「誰にも言わないでくださいね・・」などの言葉を加える。
とのことです。

「伝える」を「伝わる」に。
結局のところ、自分の言いたい言葉を言うのではなく、相手に聞いてもらえるような言葉を生みだしていくことが必要なのではないでしょうか。相手があってこその会話ですから!

出典:ダイヤモンド社「伝え方が9割」 佐々木 圭一著

千葉流山事務所 和田義史

 

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